【忠烈祠の内部】圓山飯店から忠烈祠そして国父記念館(中山記念館)と行きたくない台北の見所へ④ | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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【忠烈祠の内部】圓山飯店から忠烈祠そして国父記念館(中山記念館)と行きたくない台北の見所へ④

山門を越え大殿のある空間に始めて入る。天井や側面の意匠は日本人には派手と感じられるが 精緻にして美しく落ち着いている 大殿を囲む塀際の通路の壁には 蒋介石や孫文を讃える軍事絵が掛けられ辛亥革命から始まる中華民国の戦争一色の歴史が描かれていて その通路には多くの銅像が並べられていた。
基本構造は神社ににているかもしれないが 根本的に違うのは位牌があり 大殿の左右に文烈士祠、武烈士祠という二つのお堂の中に位牌が置かれている。位牌を前に手を合わせ入室 当然この空間は撮影禁止であるので写真はない。
やはりお国の為に命を尽くされた人は敵国であっても英霊に相違ない。位牌の前に著名なひとの経歴と功績の展示紹介があった。

文烈士祠と武烈士祠を繋ぐ大殿の裏側を通る壁には 国民党軍の○○の戦いと局地的戦闘の解説がパネルで多く展示されていていた。抗日といわれる日中戦争関連の戦闘ばかりかと思っていたが以外に日本軍との戦闘は少なく 清朝軍との初期の戦争から 展示で一番多かったのが北伐、中共軍との戦いであった。
日本軍の中国での戦死者数に満州も含めて50万人強  忠烈祠の30万人のうち日本軍との戦闘は半分以下としても 把握できていない分も多いのであろうが さっくり15万人は少ないのではないかと感じる。通路の銅像は辛亥革命の功績の多かった志士たちであろう 日本語の解説も付いていたので大急ぎであったが目を通す。辛亥革命は「日本人の金で日本人が行なった」という話があるぐらい 日本人の関わった人数も2000人とか言われるが 銅像になった人の多くが 日本の同盟会に参加したひとや 日本への留学生でありその多さに驚いた。




この忠烈祠法律で存在の定義や祀られるひとの資格が定められている。この忠烈祠に祀られている半数ぐらいは中共との戦いで亡くなった英霊ではないだろうか 国民党と共産党の敗者のいない平和統一があるとしたら 首都に設けられるべき忠烈祠から 中共との戦いで亡くなった英霊や国民党との戦いで亡くなった中共側の英霊を 分祀することも合祀することもできないだろう その時の法律や敵と見方をどう祀るのだろうかなどと要らぬ心配をしてしまった。 
じっくり再度訪問してみたい。

以上
2012/3/22(木) 投稿

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