
大同区の古い住宅街の路地は昔の道幅 車がすれちがうことが出来ないので 台湾にありがちな 路上が駐車場にはならず 密集した建物で地価も高いので駐車場も無いので 生活道は車の行き来も少なく かなり物静かな生活道になっている。物足りないほど人とすれ違わない。そんなところを一筆書きのように虱潰しに歩くわけですが そんななか撮った写真。後日調べてみると 李春生紀念教会という教会
台北市観光局HP
李春生というひとは 台湾の対岸アモイ出身、茶の貿易で豪商となり 日本統治直後の調べで 台湾の長者番付で二番目。そんなことで総督府へは協力的存在。台湾住民として最初に日本訪問をしている。60歳というはやい時期に商売は息子に譲り 政治の関わりもやめ隠居、その延長線上にキリスト教があったようだ。

李春生紀念教会の斜め向かいの建物で「港町文化講座」の講堂で利用された建物 港町というのはこの周辺の日本統治時代の町名、この建物は林献堂、蒋渭水の新台湾「台湾文化協会」の文化講座を開き 台湾新文化運動の拠点、今風に歪曲すれば「非武装抗日運動」の拠点、正しく言えば 参政権運動を含めた台湾のアイデンティティの萌芽の場所。写真はそんなこととは知らずに撮ったのでこんな感じになってしまった。
以上
2010/12/9(木) 投稿

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