1974年、インドネシアのモロタイ島で、
元日本兵、台湾高砂族(アミ族)出身の中村輝夫(民族名スニヨン)が32年ぶりに発見された時。
記者団が「なぜ32年ものあいだ孤独に耐えられたのか」と質問した。
中村はただ「大和魂のみだった」と答えた。

高砂族のスニヨンさんの大和魂はどのようなものだったのかと考えると 多くの高砂義勇兵が戦後残した言葉に 日本へのうらみつらみをぶつけることもなく 自分の信じたものへ変わらぬ思い。うらみつらみをいうことで 自分の信じたものを汚さないという思いは 日本人より遥かにつよいと感じられる。これは 高砂民族の素朴さという表現では物足りない 魂の純粋性にあるのではないだろうか。狩猟採取民族というのはそういうものかもしれず 大和魂は清い魂に宿るものなのであろう。
以上
2006/6/17(土) 投稿
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一度 アミ族の知り合いに この中村さんの事を聞いたことが有るかたずねてみたことがあった。「お金持ちになった人」との返事、民族の記憶に 「お金持ち」とただそれだけ刻まれた余生 さみしいものが伝わって来た。