
親になると、検索魔になる。
本当に。
子どもが咳をすれば検索。
熱が出れば検索。
発疹が出れば検索。
そして大体、不安になる。
今回もそうでした。
ある日、子どもの前歯を見ていた時のこと。
上の前歯の下の方に白い斑点を見つけたんです。
小さな白い模様みたいなもの。
最初は気にしていませんでした。
でも何となく調べてみた。
これがいけなかった。
ネットには恐ろしいほど虫歯情報が出てくる。
「初期虫歯」
「脱灰」
「哺乳瓶虫歯」
「白濁」
もう不安になる単語のオンパレード。
しかも私は思い当たる節があった。
ミルクです。
子どもが小さい頃、寝る前にミルクを飲んで、そのまま寝てしまったことが何度もある。
歯磨きをせずに。
もちろん毎回ではない。
でもゼロではない。
だから急に怖くなった。
もしかして私のせい?
私がちゃんとしなかったから?
そんなことまで考え始める。
親ってそういう生き物なのよ。
子どものことになると、全部自分の責任に思えてくる。
そういえば思い出したこともありました。
1歳半健診の歯科健診。
その時も先生が前歯を見て、
「うーん…」
って。
虫歯かもしれない。
でも違うかもしれない。
みたいな反応。

あまりにも曖昧だったから、隣にいた歯科衛生士さんだったか保健師さんだったかが、
「虫歯じゃないってことですよね?」
って確認していた。
すると先生も、
「はい」
みたいな。
いや、何その空気。
こっちは子どもの歯の一生がかかってる気持ちなのよ。
もう少し自信を持って言ってほしいじゃない。
そんなモヤモヤも残っていました。
だから今回、小児歯科を予約したんです。
人気のところで予約もなかなか取れない。
やっと受診の日。
もう私は完全に虫歯を覚悟していました。
怒られるかもしれない。
歯磨き不足を指摘されるかもしれない。
そんな気持ち。
でも結果は違いました。
先生は診察してすぐに言ったんです。
「虫歯ではありません」
そしてまた言いました。
「虫歯ではありません」
さらにもう一度。
「虫歯ではありません」
三回も言われた。
そんなに私、不安そうな顔してたのかしら。
診断はエナメル質形成不全。
歯が作られる過程でエナメル質の一部がうまく形成されなかった状態だそうです。
しかも先生曰く、
虫歯なら上の方から変化が出ることが多い。
でも子どもの場合は下側。
位置的にも虫歯ではないとのこと。
その瞬間、肩の力が抜けました。
本当に安心した。
ただし。
ここで終わりじゃなかった。
先生から言われたんです。
「虫歯にはなりやすいので気を付けてください」
って。
そうなの。
エナメル質形成不全の歯は普通の歯より弱いことがある。
だから定期検診。
フッ素。
歯磨き。
これが大事。
結局、親の仕事は続くのよ。
安心したと思ったら、また責任が発生する。
子育てってそういうもの。
そして帰宅後。
私はまた検索を始めた。
懲りない女なのよ。
そこで見つけたのがMIペーストでした。
歯科医院でも勧められることがあるケア用品で、歯の再石灰化を助ける成分が入っているそうです。
特にエナメル質形成不全や虫歯リスクが高い子どものケアとして使われることもあるらしい。
もちろん万能じゃない。
塗ったら虫歯ゼロになる魔法のクリームでもない。
歯磨きしなくていい免罪符でもない。
そこは大事。
でも歯磨きの後にプラスできるケアとしては魅力的でした。
だから私はAmazonで購入。
親って本当に単純。
子どものためって書いてあると財布が開く。
自分の服は半年悩むのに。
子どものものは即決。
全国のお母さんあるあるでしょう。
今は歯磨きも以前より気合いを入れています。
子どもには嫌がられる。
逃げられる。
口を閉じられる。
毎日戦い。
でも将来、
「あの時ちゃんとやっておけば良かった」
とは思いたくない。
だから今日も歯ブラシ片手に格闘しています。
そしてもし私と同じように、
白い斑点を見つけて検索魔になっている親御さんがいたら。
歯医者を予約しましょう。
検索結果より先生の一言の方が100倍安心できます。
私はそれを身をもって学びました。
子どもの歯は一生もの。
だから親は今日も財布を開くのです。




