今日は帰省シリーズ更新中ですが、

タイトルの出来事がありましたので、本日もリアルタイム更新

いたします。



昨日は早朝からカミさんとシギ・チドリを見に海岸へ

行っておりました。

予想されていた悪天も遅れ気味で、

時折、日差しが差し込む鳥見日和。


先日も私はここへ来ていたので、

まずはカミさんにチドリを見てもらうために

海岸沿いを車で走ります。


程なくして目的地に到着。

車をとめて辺りを見渡してみると

早速チドリさんの姿が♪



「かわいいなぁ♪」とゆっくり眺めていると

その横で偽傷行為をするチドリさんが。

「近くにヒナがいるのかなぁ」と心配になり、

気をつけて離れようと車を移動させようと

エンジンをかけると、その偽傷行為をしていた

チドリさんが暴れだします。


「こんなにハデに怪我を振舞うんだな~」と

感心していましたが、あまりの切迫ぶりに

「もしかしたらタイヤの近くにヒナがいるのでは?∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」と

心配になり車を降りました。

見回りましたがヒナの影もなく、チドリさんから距離もあったので

何か他のものに警戒しているのかな?と

チドリさんを見ていると・・・・。


あまりにもリアルすぎる!

それに何か大きいような。。。。


遠いのでスコープで確認しました。





( ̄□ ̄;)!!


猛禽さんだ!


Wild Bird-ハイタカ2


見る限り、翼にかなりの怪我を負っているようです。



どうする?。。。。

ここで野生動物愛護についての判断に悩みます。

「このままにするべきか」

「保護するべきか」・・・・・・・




カミさんは私の意図のままにと言っています。


今回、私は保護の選択をいたしました。

人的な事故と想定したからです。

すぐ横に交通量の多い道路があるため、

そでこ車に接触してしまったのだろうと

勝手に判断しました。


Wild Bird-ハイタカ3


決めた以上はまず捕獲しなくては。。。

猛禽さんである以上、危険なので

私一人で行動します。

飛べない身体で必死に逃げようとするので、

波打ち際へ追い込みました。


そして逃げ場がなくなり怯んだ隙に押さえ込みます。



ハイタカさんだ。

何て小さいんだろう。。。。


写真で見ていて憧れていたハイタカさん。

ウチの庭にも立ち寄ってくれたハイタカさん。


実際はカラスさんよりずっと小さい子。



こんな出会いはしたくありませんでした。




でも今は感傷に浸っている場合ではありません。

背中側から保定し怪我の様子を見てみると、

右の翼に裂傷が見られます。

明らかに骨折をしている。

そしてまだ血が止まっていない状況でした。


「まずは車に乗せないと!」

でも小さくても猛禽さん。

素手で持つのはあまりにも危険です。

カミさんに

「何かタオルない?]と聞くと

車からバスタオルを持ってきてくれました。


鳥見後、温泉に入ろうと思い、持ってきていたようです。

まず頭からタオルを被せ、全身を包み込みます。

すぐに血が滲み出します。

「急がなければ。。。。」


車に持ち込んだあと、暗くして落ち着かせるために

バッグの中にハイタカさんを入れました。

驚くほど静かになります。


準備OK。

まずは行き先を探します。

携帯サイトで検索して市内の野鳥保護に関しての

連絡先が見つかりました。


早速電話。

何度呼んでもつながりません。

土曜日の早朝5時。

どうしようもないか。。。


でもノンビリしてられないし。


ふと、思い出した場所が!


隣の街に、野鳥をがいる湖で

たしか鳥獣保護センターがあったはず!


今いるのは全くの逆方向の日本海側。

その場所は太平洋側。

でも選択の余地がありません。


すぐに向かうことに決めました。

カミさんにとっては初めてのシギ・チドリ鳥見。

私もまだ2回目。


太陽が出てきた青空に心残りがありました。

でもカミさんが

「ここにはまた来ればいいよ♪」と言ってくれました。



すぐに高速に乗り目的地へ走ります。

途中、道路の段差に驚いたのか、カバンの中の

ハイタカさんが「キィ」とひと声。

初めてハイタカさんの鳴き声を聞きました。(T_T)





到着したのは8時30分くらいでした。

入り口が既にに開いていたので

私が入り事務員さんに説明します。


予期していた答えが返ってきます。

「野鳥がいた地域の保護センターに本来は・・・・・」

事務員さんも困った様子。

(本来はその街の保護センターに連絡し対応を相談します。)


ですが来てしまった以上、引くわけにはいきません。

私は営業マン。一歩も引きません。

説得工作を行っているうちに、女性の方がセンターに

入ってきました。

獣医さんのようです。

事務員さんがその方に説明すると、

獣医さんは即座に「イイですよ」と言ってくれました。゚(T^T)゚。


獣医さんに簡易ゲージを用意してもらい、

一緒に車に向かいます。


車の中でバッグからハイタカさんを出そうとすると、

ハイタカさんがタオルにしっかり掴まっていました。

タオルをハズしてあげようとした瞬間、

立派な足が私の右手を横切ります。

直後、右手の人差し指から血が流れ出しました。

ついでにクチバシでガブガブとカジってくれます。

「良かった。ハイタカさん、結構元気♪」o(^▽^)o

今私の右手が腫れているのもハイタカさんの生命力の証です。


車からセンターに移動し、獣医さんにハイタカさんを渡した後、

私の連絡先を記入します。


あとは獣医さん達にお願いするしかありません。



最後にハイタカさんを撮らせてもらいました。


Wild Bird-ハイタカ1
携帯にて



ハイタカさんの右の翼は厳しい状況ですが

自然に戻れることを切に願っております。





いつか天空を舞う姿を撮ることを願って






ご訪問、ありがとうございます♪







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    北海道で野鳥の写真を撮影してます♪
                 Nipponearnippon

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