野草の季節になっている。

アクの強いヨモギは、食べる場合は4月までくらいと言うので、期間が短いと感じる。
 

月1回程度で参加している野草料理教室に先日行ってきた。

会場となっている古民家の庭で、つくしが取れたという事で、作る予定がなかったつくし料理も教えてもらった。

私は、つくしを野草料理教室に行くまで食べた事もなかったし、地方に生えているものだと思っていた。

しかし去年の今頃、近所の川沿いにあるベンチで休憩できる、ちょっとした原っぱに目をやると、つくしが生えているのを見つけ、身近にあるものなんだと認識が変わった。

 

つくしは見つけても、犬の散歩コースにもなりそうな敷地なので、取って食べられないのが残念。

ここでは料理教室で習った、つくしの扱い方を紹介する。

 

 

下処理

つくしの茎についている、ガクを親指でくるっと剥がすように取る。ここを取らないと食べた時に口に残るそう。

 

 

 

マクロビオティックの陰陽の見方では、なるべく中庸な食べ方をする。

生のものは陰性なので、茹でたり炒めたりと火を加えたり、干したり、混ぜて圧を加えたりするなどして中庸なものにしていく。

 

つくしの頭を見てみると、閉じているものが陽性、開いているものは陰性とみる。

 

陽性のつくしは頭と茎をそのまま使い、開いているつくしは頭を取り除いて茎だけを残す。

(気にしない方は食べてもいいと思います。)

 

 

 

 

頭が閉じている陽性のつくし
 
 
 

頭が開いている陰性のつくし
 
 

分別したら、水で洗う。

つくしの頭部分には、ゲルマニウムという成分が多いそう。

なので洗い方は、その成分が流れない様、水を張ったボールにザルごとつけ、すぐにザルをあげて水を切る。

 

 

 

 

 

つくし炒め

 

下処理をしたら、鍋にごま油をひいて、つくしをしんなり透明になるまで炒める。

火をとめ(鉄のフライパンを使用し焦げやすい)、醤油で味付けする。

シンプルな調理ながらおいしかったニコニコ

 

さっと茹でて醤油で味つけして食べるのもいいそう。

 

参加者の人から聞いた話だと、つくしを蒸してから干して食べると、スルメイカのような味がするらしい。

えーびっくり

想像がつかないけれど、つくしがたくさん手に入るなら試してみたい。

 

 

ゲルマニウムって?

先ほど、つくしにはゲルマニウムの成分が多いと書いた。温泉とかの話で聞いた事があるような?、体にいいような?イメージを持っただけでピンと来なかったので調べてみた。

 

ゲルマニウム商品を販売している業者さんのページにあるゲルマニウムの効果をおおまかに紹介すると

骨代謝調整ホルモンのバランスを整える

がん予防

高血圧予防

ストレスの改善効果

肌の調子を整える

 

などがあげられていた。

 

 

これらの効果が実際にあるなら、たとえゲルマニウムが微量であってもつくしは食べないともったいない爆  笑キラキラ
信じるかどうかは人それぞれですが、私はあると思って食べます!
 
 
 

野草のいいところ

野草は全般にアクがあるので、塩ゆでなどが必要で手間はかかる。それでも食べる事を勧めるのは、冬と夏野菜をつなぐ時期の食べ物であり、食物繊維が多いのでデトックス効果が高いと聞いた。
 
体にいいものを取り入れるだけでなく、体に入った毒素を自分で排出する力を高めることも大事だと思う。
 
このような野草や稲づくりに関わったりしていると、日本は海や山に囲まれた、自然に恵まれた素晴らしい国であり、自然が与えてくれている食べ物はあるんだと感じる。
昔の日本は野草なども摘んで食べ、稲や竹など自然素材をうまく活用し、質素にも見えるけれど、暮らしが成り立っていた。
今まで気づいていなかったけれど、もっとそういう野草たちなどが育ちやすいような自然環境を考え、便利さはほどほどに、土に触れ自然と共存していく生活へと私はシフトしていきたいニコニコ
 
家族でそう思っているのは私だけですが…、今できることをしていこうと思う。