春になりタケノコが旬の季節桜

去年、畑仲間を通じて知り合いになった千葉県長南町に住んでいるエンディさん夫妻の裏山で初めてタケノコ掘りを体験した。その楽しさを知り今年もタケノコ掘りをするとの案内に、新鮮なタケノコをゲットしたいと参加した。

 

エンディさんは田んぼでお米を育てる学校を主催している方なのだが、タケノコ掘りの言葉で申し込んでいた私は、タケノコ掘りつきの田んぼの学校イベントだったことに当日行って気づいた。

お米を自分で育てられるようになりたいので、もってこいの企画内容だったニコニコ

 

 

種まきまでの工程

この日は、種まきができる状態の種籾が用意されていた。作業に入る前にそこまでの過程も教えてくれた。

 

田植えより2か月前に3つの工程がある。

塩水選 塩水につけて軽い種を除去

温水消毒 60℃の温水で10分消毒

浸種 

水に漬けて15℃以上の温水を維持し発芽を待つ。

 

全体の8割以上の種籾から1㎜ほどの発芽をし、種がぷっくらとしたら種まきできる状態になるので、そうしたら脱水し乾燥させる。

 

 

種まきを体験

乾燥された種籾を見ると今年は寒い日が続いた事でまだ発芽できていない種もあったが、プチっと発芽しかけている状態を目で見ることができた。

このお米1粒から2000粒のお米ができると聞くと宝のように感じる。

 

 
 

 

この種を種まき機を使って作業していくのだが、その前に土を入れた育苗箱を準備する事に。

 

育苗箱に土を入れる

育苗箱は30㎝×60㎝、高さが3㎝の規格になっているそう。

育苗箱の上に新聞紙を引き、その上に2㎝の高さに育苗土用の土を入れ、平らになる様にならす。

 

 
 
 

 

種まき機

ここで使った種まき機は手動のもの。

上部に2つの受け皿のような口があり、ひとつはお米を入れ、もうひとつは土を入れる。

種まき機の台に育苗箱を置き、手動のハンドルを回すとベルトコンベアのように育苗箱が横に流れていく。

 

 
 

 

1つ目のお米の入った受け口の下を通ると種が蒔かれていき、さらに2つ目の土を入れた受け口の下を通ると覆土用の土が落ち、種の上に1㎝の深さで土がかぶされていく。

 

水撒き

種まき作業が全て終わったら育苗箱にたっぷりの水を撒く。

土がへこまないよう、ジョーロで優しくたっぷりの水を撒いていった。

 

 
 

 

 

育苗箱を積む

水をあげ終わったら育苗箱を重ねて積む。

重ねるのは種の条件を同じにする理由からだそう。

 

 
 

 

 

種まき作業体験はここまで。

 

1週間後くらいに芽が確認できたら育苗箱を平らに並べ、ビニールをトンネル状に被せるとの話だった。

 

種まき機は農家をやめた方から頂いたものだそう。種が蒔かれる仕組みを見ているとよくできているなと感心した。

育苗までする農家さんは減ってきているそうだが、こうやって田植え前の作業をしている流れを知る事はなかなかないので、とても貴重な体験だった。

家族で参加していた方も多く、子供達も楽しそうにハンドルを回して作業を手伝っていたニコニコ

 

 

タケノコ掘り

楽しみにしていたタケノコ掘り。

エンディさんの家の裏山に入り参加者皆でタケノコを探した。ちょっとしたハイキングのようで山道を歩くだけでも気持ちがいい。

 

 
 

 

 

寒さでタケノコが取れない可能性が高いと前日に聞いていたが、探したののの本当になかった…。

野草料理教室で知り合いになった友達と私は、タケノコの代わりに笹の葉を取り、平地の敷地内でよもぎ、カラスノエンドウ、つくしを摘んだ。

里山って山の恵みが色々とあって本当に素晴らしいキラキラ

 

 
↑収穫した野草たち
 

 

お昼は野見山公園というところに移動しお花見ランチをした。

少し咲き始めた桜もあったがまだ蕾が多かった。

計画通りにいかないのも自然。

それでもお天気で気持ちがよく、外で食べるお弁当はとてもおいしかった照れ

 

 
↑納屋カフェGINOさんのお弁当(化学調味料不使用)
 

 

 

帰った日の夕飯は、つくしとよもぎを天ぷらに。

こちらもおいしく頂いた。

旬を楽しむ時間、季節の恵みに感謝です照れ