第一回日中合同皮膚科学会 35年前
引き出しの中から お湯呑み茶碗が出てきました。第一届中日合同皮膚科学会の記念品です。
アメリカ留学から帰ってすぐに事務局長補佐を命ぜられ、1−2度北京にまいりました。そして、9月の本番を迎えました。1988年秋のことです。
ポスターは手作り感いっぱいで、学術用発表用のポスターは布に虫ピンで貼り付けるものでした。三枚目の写真には3枚のポスターが写っています。一枚はまだ貼ってありません。写っている女性は、中国側の担当の方で、日本語も上手で、彼女なしには学会は成功しませんでした。
日本から出席した私共は、ほぼVIP扱いで、移動のバスの前後にはパトカーが先導してくれていました。万里の長城も見学させていただきました。
当時は日本が中国に皮膚科学を教えるという立場でしたが、今や論文の質量で逆転しております。たかだか35年ですが隔世の感があります。