藤沢周平の三屋清左衛門残日録という短編小説です。
ストーリーは
藩主の用人であった三屋清左衛門は家督を長男に譲り、隠居生活を楽しむはずだった。しかしなぜか安堵の後に強い寂廖感を覚え、「残日録」と名付けた日記に己の行動と心の内面を綴る。「日残りて昏るるに未だ遠し」暮れるにはまだ間があるからもう少し仕事をしなさいという意味らしい。
7〜8年前に和歌山県皮膚科医会の先生から文庫本をいただいて、あっという間に読みました。定年後をどうするかと考えていた時だったので、感じ入るところありました。大学を退職後、高槻の病院で2回目の定年退職して、まさに家督を譲った状態。昨日今日ところ文庫本を読み返し、北大路欣也のテレビ時代劇を4本みて、これからどうしようかと、思っている真っ最中。
日々 人々に感謝して医師を続けるのだ、というのが今日のまとめ。