福井大学の論文の査読問題がマスコミで賑やかな時期がありました。査読以前のステップで研究者が雑誌の編集責任者に事前交渉することはよくあることです。
最近のメディアからの抜粋です。留学生はそのようなことを見聞きして、やる気がなくなるか?あるいはコネを作ろうと頑張るか。後者は極めて少数。
m3の医療ニュースから
さて、このプロジェクトを進めていくうちに、これまでに全く知られていなかった生理メカニズムがあるらしいことが、結核菌の仲間の別の菌を使った実験で示されました。驚いたのは、この時点でボスは超一流誌の編集者に電話をかけて、「今、こんなデータが出ている。このメカニズムがもし結核菌にも共通して存在していて、それが人における病原性に関わっていることが分かったら、お前のところに論文を掲載してくれるか」と交渉を始めたのです。まだ、そこまでの結果は出ていないのに…、です