今日、とある資料を見ていて違和感を感じました。
それは、問題が起こった時にルールを増やして対処する事は、
コストがかかる選択だという認識は重要ながら見落とされるのかな?
という事です。
当たり前ですが、ルールは導入されても守られなければ意味がありません。
しかも、関わるすべての人が、です。
キャンペーンや制度の担当をしたことがある人は分かると思うのですが、
この浸透コストはバカになりません。
何しろ人の習慣を変えようというのですから、
慎重に設計し、わかりやすく告知し、執念深く促さないといけないので。
2)管理コスト
さらに、ルールが浸透した後には適切に運用されているかをチェック
する運用コストがかかります。
人の習慣はすこしづつ変わっていくので、最初は守られていても、
そのうち守られなくなったりします。
そしたらまた逆戻り。今度はルールを守る為のルールが必要かもしれません・・・。
3)引継ぎコスト
そして、ルールの更に頭が痛いのは引継ぎコストが高い、という事です。
何しろ覚えておかなければいけないので業務を引き継ぐ際には
このルールをすべて伝える必要があります。
しかも、お分かりですね。関わる人すべてに!
ルールは作るのは簡単なのです。
しかし、これを徹底して周知し、習慣化し、続けることにコストがかかる。
意味ある運用をするのは実に骨が折れる作業なので、
できるだけルールは少ない方が良いのです。
1)構造で対処する
強力な方法のひとつは構造で対処することです。
例えば「半角以外は入力できないフォーム」のように、
そもそもミスや問題につながる行動をできなくしてしまうような方法です。
普通に業務をしているとルール通りになっている、
というのが最も美しい方法です。
2)行動にインセンティブを付与する
インセンティブの付与はメジャーな方法です。新たな行動を査定評価に
組み込む、というような方法がこれに当たります。
ルールよりも能動的に習慣を変える人が多いです。
罰則規定と違って、いきなり全員守ってなくても良いので管理コストが
相対的に低いのがポイントです。
3)そもそもミスや問題が起こっている業務を無くす
逆転の発想ですが、意外と有効なケースが多いのもこの方法です。
しょっちゅうミスが起こっている業務であればさっぱりと諦めて
別の事に時間を使うことで総合的な成果が上がるケースも多いのです。
○○レポートの数字にミスが多い。という時にシステムや仕組みを作っても
良いですが、提出を止めてしまうのも手です。
というわけで、何か問題が起こった時に思い出していただけますと幸いです。
それは、問題が起こった時にルールを増やして対処する事は、
コストがかかる選択だという認識は重要ながら見落とされるのかな?
という事です。
ルールはとっても高コスト
1)浸透コスト当たり前ですが、ルールは導入されても守られなければ意味がありません。
しかも、関わるすべての人が、です。
キャンペーンや制度の担当をしたことがある人は分かると思うのですが、
この浸透コストはバカになりません。
何しろ人の習慣を変えようというのですから、
慎重に設計し、わかりやすく告知し、執念深く促さないといけないので。
2)管理コスト
さらに、ルールが浸透した後には適切に運用されているかをチェック
する運用コストがかかります。
人の習慣はすこしづつ変わっていくので、最初は守られていても、
そのうち守られなくなったりします。
そしたらまた逆戻り。今度はルールを守る為のルールが必要かもしれません・・・。
3)引継ぎコスト
そして、ルールの更に頭が痛いのは引継ぎコストが高い、という事です。
何しろ覚えておかなければいけないので業務を引き継ぐ際には
このルールをすべて伝える必要があります。
しかも、お分かりですね。関わる人すべてに!
ルールは作るのは簡単なのです。
しかし、これを徹底して周知し、習慣化し、続けることにコストがかかる。
意味ある運用をするのは実に骨が折れる作業なので、
できるだけルールは少ない方が良いのです。
■代替案
じゃぁ、どうすんだよ。ということですが以下のような代替案があります。1)構造で対処する
強力な方法のひとつは構造で対処することです。
例えば「半角以外は入力できないフォーム」のように、
そもそもミスや問題につながる行動をできなくしてしまうような方法です。
普通に業務をしているとルール通りになっている、
というのが最も美しい方法です。
2)行動にインセンティブを付与する
インセンティブの付与はメジャーな方法です。新たな行動を査定評価に
組み込む、というような方法がこれに当たります。
ルールよりも能動的に習慣を変える人が多いです。
罰則規定と違って、いきなり全員守ってなくても良いので管理コストが
相対的に低いのがポイントです。
3)そもそもミスや問題が起こっている業務を無くす
逆転の発想ですが、意外と有効なケースが多いのもこの方法です。
しょっちゅうミスが起こっている業務であればさっぱりと諦めて
別の事に時間を使うことで総合的な成果が上がるケースも多いのです。
○○レポートの数字にミスが多い。という時にシステムや仕組みを作っても
良いですが、提出を止めてしまうのも手です。
というわけで、何か問題が起こった時に思い出していただけますと幸いです。