私であれば、よそで一万円のものを、場合によっては一万五百円で売ることに決めます。
するとお客さんが、“なぜよそより高いのか”と聞かれる。
その時に、“同じ製品ですが、私の方はお添え物があるのです”
“何を添えてくれるのですか” “私どもの魂を添えるのです”
と申し上げたらいいと思うのです。
松下幸之助 『商売心得帖』
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今読んでも名著。
「笑顔の景品を」
「惜しい店を無くしたなァ」と思ってもらう。
などなど、商売の基礎が学べます。
このくだりも別に無茶しろとか根性入れろとかいう文脈ではなく、
よそがいくらだからうちもいくらではなく、値段に負けない価値を
ちゃんと提供しなさいという話。
松下 幸之助
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経営者は従業員一人一人の“心根”に立つとても読みやすい。商売をするにも気持ちが大事。
珠玉の言葉