技術評論社様から献本いただきました。
ありがとうございます。
ビジネスには数字がつきもの。
本書は「数字を読み取る」、「数字で考える」、「数字で伝える」の
3つについての本です。
項目だてがクイズ形式になっているため、さらっと読むことができます。
■数字を読み取る
数字はその客観性ゆえに、常にセンセーショナルな印象を
もつように使われます。
たとえば、ソフトバンクが純増数NO.1!といわれてしまうと
勢いを感じますが、ふたを開ければ過半数近くのモバイルは
やっぱりまだドコモなのです。
他にも「負債20兆円」と言われると、とんでもない企業に感じますが、
これ実はトヨタ自動車の財務内容です。
普段、好調企業は売上や純利益、不調企業は負債にフォーカスした
報道がされるため、実際、キャッシュフローがどうのという前に、
枕ことばだけでその企業を判断してしまいがちです。
数字が提示されたら、意味を問う。
正しく数字を読み取る為の視点がこの章では展開されます。
■数字で考える
数字はまた、その客観性ゆえに妥当性や効果検証に
すぐれた尺度になりえます。
メルマガAとメルマガBはどちらが優れているか?
同じ指標を引いて比べましょう。
利益を倍にする。途方もなければ数字で分解しましょう。
理解できる水準まで、訪問率、決定率、単価という
単位に分解していくのです。
■数字で伝える
さぁ、ここまで来たらすべてを反対に。
もっとも効果的に数字を伝えるために使う方法です。
これは例えば、世界のフジマキブラザーズの兄さんのほう が
おっしゃる、円ドル相場のトリックのようなものも含まれます。
問:今の円相場は「歴史的に円高なのか?」
この問いに、YESを主張するのであれば昭和24年、1ドル=360円だった
時代からチャートを始めるべきです。
今、120円ですか?見てください。3倍に高騰しましたね。
NOを主張するのであれば、1995年の歴史的円高を引きあいに出すべきです。
たった20年前は1ドル=80円だったこともあるんですよ。
今は120円ですか?当時ドルに突っ込んだ人はお金が1.5倍になったんですね。
数字を絞る、伝え方を変える、要約を作る。
そうして、効果的に数字を使うための指南が乗ってます。
問題は「数字センス」で8割解決する
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at 08.08.04
望月 実
技術評論社
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