いろんな意味でエポックメーキング。


TechCrunch Japanese アーカイブ » Microsoftが自社検索エンジン利用者に現金還元、Googleに対抗


■Google の無料化戦略



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by TheAlienessGiselaGiardino²³

Google の基本的な戦略のひとつに、本来なら有料であるはずのものを
無料で配り、広告を入れることでサポートするというものがあります。

分かりやすいところで言うならば Docs をはじめとするオンラインオフィススートで、
ウェブベース、無料、共有機能を備えマイクロソフトのオフィスとは真っ向逆を
行っています。

良く、「Google のビジネスモデルはほとんどが広告に頼っていて脆弱だ」と
いう論を見ることがありますが、本来有料である領域に無料化を武器に
侵攻し、その市場に食い込んでいるという点に置いては、実は将来簡単に
広告以外の収入源を作れてしまう気がします。

ある程度、シェアができてきたら有料プランを用意すればいいという意味で。

■よろしい。ならば割引だ。



さて、そんな力強い無料モデルを有する Google 。
US では50%超の検索シェアを要している無料モデルに対抗するには
どうすればいいのでしょうか?

マイクロソフトが出した答えは簡単です。
無料でダメならお金を配れば良い!

実際には、お金を配っているわけではなく、マイクロソフトの検索を通じて
購買があった際に一部割引しますよ。ということなのですが。

有料に対抗するための無料。
無料に対抗するための割引。

対象とする検索エンジンは18個の専門検索だそうで、
これも要するにお金になるクエリから攻めるってことなんでしょうね。