問題です。
日本でインターネット広告代理業に従事する人が、
昨日食べたラーメンの数は合計で何食でしょう?
答えが無い。分かるわけないって思いましたか?
あなた、「ジアタマデバイド」時代の負け組かも知れませんよ。
今回ご紹介する『地頭力を鍛える』は、そんな時代をフェルミ推定で乗り切る本です。
![らーめん](https://stat.ameba.jp/user_images/f9/83/10051983759.jpg?caw=800)
by snowy's goodthings
■フェルミ推定でざっくり値を求める
フェルミ推定というものがあります。
先ほど冒頭で書いた類の、はっきりと答えは分からんけど、
手元の情報から類推するテクニックのことです。
例えば先ほどの問題でいくと、
とりあえず○○食くらいと答えが出れば良い。
が結論で、そのためには、
①インターネット広告代理業に従事している人の人数
②ラーメンの消費量
の2つがわかれば大体解決できそうです。
で、ここで早速 Google してはいけません。
①、②それぞれについて知っているか、知らなければさらに
推定の材料を出していきます。
例えば、①であれば僕がわかるのはサイバーエージェントの代理事業の
売上と人数です。
であれば、ひとりあたりの売上を計算して、インターネット広告市場のうち
媒体費の4,500億円をその数値で割ってみれば、いい線いけるかもしれません。
これで、問題の①はなんとなく数値が出ます。
次に、ラーメンの消費量です。まず、食事の回数を単純に考えれば
①で出した人数×3ですね。ですが、朝食がラーメンなのは相当の変態なので、
これは除外。
つまり、昼と夜に月間でどれくらい食べそうか推定できれば
それを30で割ることでざっくりと推定することができます。
とまぁこんな感じに進めていくわけです。
■フェルミ推定とビジネス力
ところでこの作業にはビジネスに必須のスキルが含まれています。
すなわち、「結論から」「全体から」「シンプルに」考えるスキルです。
必要なはずの材料が欠けている。というのも往々にして起こる事態で、
その時に、仮定を共有して進められかどうかは大きな差です。
上の例にしても、100×100が答えなのに、仮定の結果105×115に
なったら飛んでもない差。これに万人がついたら大変だと思っていると
進められません。
逆に、こうして落とし所を決めて、そこにたどり着くまでに必要な要素を
あげて、そろったと仮定してこう進める。
と考えておけば仕事の運びやすさがだいぶ変わります。
「結論から」「全体から」「シンプルに」。
問題解決を学ぶ本でほぼ共通してくるこれらの項目を、
フェルミ推定を通して学ぶのが本書です。
いつでもこころがけておきたいですね。
日本でインターネット広告代理業に従事する人が、
昨日食べたラーメンの数は合計で何食でしょう?
答えが無い。分かるわけないって思いましたか?
あなた、「ジアタマデバイド」時代の負け組かも知れませんよ。
今回ご紹介する『地頭力を鍛える』は、そんな時代をフェルミ推定で乗り切る本です。
![らーめん](https://stat.ameba.jp/user_images/f9/83/10051983759.jpg?caw=800)
by snowy's goodthings
■フェルミ推定でざっくり値を求める
フェルミ推定というものがあります。
先ほど冒頭で書いた類の、はっきりと答えは分からんけど、
手元の情報から類推するテクニックのことです。
例えば先ほどの問題でいくと、
とりあえず○○食くらいと答えが出れば良い。
が結論で、そのためには、
①インターネット広告代理業に従事している人の人数
②ラーメンの消費量
の2つがわかれば大体解決できそうです。
で、ここで早速 Google してはいけません。
①、②それぞれについて知っているか、知らなければさらに
推定の材料を出していきます。
例えば、①であれば僕がわかるのはサイバーエージェントの代理事業の
売上と人数です。
であれば、ひとりあたりの売上を計算して、インターネット広告市場のうち
媒体費の4,500億円をその数値で割ってみれば、いい線いけるかもしれません。
これで、問題の①はなんとなく数値が出ます。
次に、ラーメンの消費量です。まず、食事の回数を単純に考えれば
①で出した人数×3ですね。ですが、朝食がラーメンなのは相当の変態なので、
これは除外。
つまり、昼と夜に月間でどれくらい食べそうか推定できれば
それを30で割ることでざっくりと推定することができます。
とまぁこんな感じに進めていくわけです。
■フェルミ推定とビジネス力
ところでこの作業にはビジネスに必須のスキルが含まれています。
すなわち、「結論から」「全体から」「シンプルに」考えるスキルです。
必要なはずの材料が欠けている。というのも往々にして起こる事態で、
その時に、仮定を共有して進められかどうかは大きな差です。
上の例にしても、100×100が答えなのに、仮定の結果105×115に
なったら飛んでもない差。これに万人がついたら大変だと思っていると
進められません。
逆に、こうして落とし所を決めて、そこにたどり着くまでに必要な要素を
あげて、そろったと仮定してこう進める。
と考えておけば仕事の運びやすさがだいぶ変わります。
「結論から」「全体から」「シンプルに」。
問題解決を学ぶ本でほぼ共通してくるこれらの項目を、
フェルミ推定を通して学ぶのが本書です。
いつでもこころがけておきたいですね。