最近MSが気合入ってるよね。という話。

爆発するソーシャルメディア: ネット覇権争いの主戦場は「広告マーケットプレース」に
また技術的な理由とは別に、ブログ、SNSに代表されるソーシャルメディアの爆発的な普及も広告マーケットプレースの利用を後押ししている。ソーシャルメ ディアは、ユーザー数、アクセス件数、滞在時間数など、どの指標をとっても広告主にとって非常に魅力的な存在になっている。

とはいうもののブログだけでも 数千万個以上存在するといわれる中で、1つひとつと広告掲載の契約を結ぶことは事実上不可能。そこで広告主と媒体を自動的にマッチングさせる広告マーケッ トプレースの存在が必要になってきているわけだ。

広告マーケットプレースには消極的だった代理店も、ソーシャルメディアへの広告掲載を希望する広告主の意向を無視できなくなっているということだろう。
しゃべるところしゃべるところで「ソーシャルメディアのマネタイズを見つけたところ
が次のMSでありGoogle」とおっしゃられている湯川さんが、アドマーケットプレースに
照準を定めたっぽい。

配信先メディアが指数関数的に増えていくソーシャルメディアでは、
メディアをネットワークして、配信先も値段も機械的に決めた方がいいという
のはとても理に適っていると思う。

ところで、ネットワーク型広告というやつは、広告主の量が多ければ多いほど、
配信先が多ければ多いほどマッチングの精度が上がっていくものですよね。

なので、その配信先の青田狩りも動きとしては見逃せないと思う。

特に、インプレッションが莫大なメディアに関しては多少の損をして
でも一括で大口契約を結んだ方が得をするはず。

最近のMSはそこら辺気合が入っている。

まず、Digg.com の広告枠を Google からリプレース し、
続いてゲーム製作会社EAの動的広告配信をこれまた Google に競り勝って
獲得
している。

配信先メディアをざっくり分けていくと、Google が優位に立っているのが
検索、RSS、動画、オンラインオフィススートといったところで、ここに対して
どういう手をうっていくのか非常に楽しみ。

DailyMotion とか Brightcove あたりを買収してくれると、
非常に盛り上がるのではないかと思ったり思わなかったり。