次世代ウェブ グーグルの次のモデル/佐々木 俊尚
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今週読んだのは『次世代ウェブ』。
なんか読んだことある内容だと思ってたら連載の再構成なんですね。

テーマはWeb2.0における、ナビゲーション機能について。

爆発的に増えた情報に対処するために優秀なナビが必要ですが、
Googleはそれにはまだ不完全。

一言で言えば「使用者の気持ちを汲み取ってくれない」のです。

じゃ、どうやって汲み取るのさ?
というのが様々なアプローチから書いてあります。

本書では実例として、
 人間関係によるフィルタリング
 人力検索(OK WAVE)
等が紹介されています。

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relevant searchについて。

「言われたことだけやっててどうする!」とよく新人時代に怒られましたが、
Google検索は言われた事を超高速、超高精度で行うウルトラお役所仕事
わけです。

で、それに対する次世代はいわばコンシェルジュ

例えば大阪で、「あのー、東京タワーみたいんですけどー」と質問すると、
にっこり笑って「東京タワーは見えませんが、通天閣ならその近くですよ」とか、
僕が旅行者だと思えば「ああ、それなら新幹線にお乗り下さい」とか
言ってくれるサービスです。

因みにGoogleだとこっちが大阪にいるのに、問題なく東京タワーの地図を
表示したりするわけですね。
「だってあんた、東京タワー見たいっていったじゃん」ばりに。

(Googleツールバーが「候補」とか「履歴」とか「ブックマーク」を表示してくれますが、
 これも気持ちの汲み取り方のひとつだと思います。)

因みに、海外だとcollarityという検索エンジンがあります。

このサービスのCEOがad:tech NYでプレゼンしていたのですが、
なかなか男前かつ分かりやすくrelevant searchについてまとまっていました。

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*蛇足

クソっ!こんな面白そうな会があっただなんて!!

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しかもWOM勉強会今日じゃん!
行きたかった・・・。。

それはそうと河野様、先日の記事へのリンクあざーっす!