via digg


Youtubeがブラジルでサービス停止命令をうけたようです。

フィルタの開発が遅れているという のに災難ですね。


Reuters:Brazil court orders YouTube shut on celeb sex video

http://today.reuters.com/news/articleinvesting.aspx?view=CN&storyID=2007-01-04T133143Z_01_N04473895_RTRIDST_0_GOOGLE-BRAZIL.XML


*翻訳引用*


ブラジル法廷は、シカエラさんのセックスビデオを削除するまで

Youtubeに対してサービスを停止する命令を下した。


モデルで元ロナウドの奥さんシカエラさん(下記写真)は、ボーイフレンドとビーチでセックス

をしているように見えるビデオがアップロードされた件で、Youtubeを訴えていた。


*翻訳引用終わり*


他にも損害賠償をあわせて請求しているようです。


dr

・・・めっちゃきれいな人ですね。


私的ポイントは多分以下かと思います。

そもそも論1:ユーザーがやったことなのに、Youtubeに責任が? 


  今流行りの幇助ってやつでしょうか。しかし、これがYoutubeの責任となると、

  CGMメディア全般はかなり真っ青なことになると思うんですが。


  これが一旦認められるのであれば、違反してんならとりあえずサービス側訴えてみっか。

  的なチャレンジが可能になってしまいます。


  著作権もそうだぜ!となったらブログ記事も全部事前確認制にしなきゃならなくなります。


そもそも論2:アメリカのサービスですが、何か?

  

  ブラジルのユーザーがアップして、ブラジル人が訴えて、ブラジルの法廷が命令を出した

  とはいえ、Youtube自体はアメリカのサービス。


  ブラジルの裁判所が、明示的にはブラジル人向けではない、

  しかもアメリカでオペレーションをしているYoutubeを止められるんでしょうか?


  極端な話、厳格なアラブ圏のユーザーがアラブ女性の裸のビデオを上げたとして、

  そこの国の裁判所が「はい。Youtubeの監視責任者棒叩き100回。え?監視責任者女性なの?じゃ、死刑ね」
  って言ってきたらどうするんでしょう?


  実際、昨年ブラジルの裁判所がGoogleのSNS「Orkut」が人種差別及び児童ポルノを掲載している

  ページがあるとして、

   ・ページの削除

   ・ユーザー情報の開示

  を求めた際には、Googleはページの削除には応じたものの、ユーザー情報の開示には

  アメリカの法律にのっとって応じなかったそうです。


   アメリカのデジタル著作権法の免責事項によれば、Youtubeは恐らくこの件に関してはセーフ。
   但し、削除依頼には紳士的かつ迅速に対応するYoutubeですので削除はするでしょうが。

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 日本人がこれから頑張って世界に通用するWebサービスを作るときに、


 ・ユーザーが「違反と知りつつ」やったことはユーザーの責任です

 ・当事者同士で当事者の国で解決してくださいね

 ・サービス側は最低限フィルタを開発&削除部隊を用意してね


 とか、きちんとルールがあったほうがよいと思うのですが、

 日本の法的に同じ事が起こった場合どうすればいいんですかね?