明日、3.15の四ツ谷Outbreakの出演は中止になりました。
この日に「見に行くよ」と言ってくださった方が多数おりました、
残念な気持ちはもちろんあります。
しかし、まず、本日のこの電車のダイヤの乱れ、計画停電などの現実を
みれば、おそらくまともにはライブは出来ないであろう、と思います。
そして、理由はこれではないのです。
あまり僕の方から詳細を話すのは適切ではないと思いますので、
軽くふれますが、
このたびの地震により、メンバーの身内が被害を被ってしまいました。
地震当日、僕らはライブだった為、ちょうどリハ直前で渋谷の街を
歩いている最中でした。
何が起きたのか、しばらく飲み込めないまま、ひとまずはライブハウスに到着。
余震などで、周りのビルの揺れがわかるほど。
ワンセグにて、一応の状況確認をし、北関東方面の友人に即刻メールを送りましたが、
きっと届いてないであろう状況。
しかし、ことの重大さを知るのはもう少し後のことで、僕らは結局、
ライブを行うための準備にて楽器屋で用事を済ませ、リハも行いました。
しかし、僕らと、もう一バンドを除き、全くライブハウスには到着しない様子。
テレビにて、ニュースをみんなで見ていました。
東北の震度の大きさに驚愕し、津波の映像が次々と流れました。
実家がそちらの方面である、とメンバーの一人が呟き、
一瞬にして現実的な不安と恐怖が襲ってきました。
僕も当日は家路には着けず、友人宅で一晩すごすことになりました。
そして翌朝、まともに寝られなかったような状況で早くから目が覚め、
着信音・・・。
明日のライブを懸念して、僕に連絡をくれたのでした。
正直、かける言葉がみつかりませんでした。
「ライブなんて、どうでもいいじゃない、そんな状況じゃない。」
と思っても、そのことを気にかけてくれ、辛い報告をしてくれたメンバーに
僕はろくに言葉が出ませんでした。
この時点で、僕の知り合いからの連絡もまだ来ず、
不安が広がるばかり・・・。
結果、特に怪我もなく、無事だった、とのこと。
しかし、こんな状況は初めてで、今もどうしていいものか・・・。
とにかく一人でも多くの命が助かることを祈ります。
メンバーのご家族も早く落ち着いて欲しい。
余震もまだまだ続くさなか、油断は出来ません。
まずは!自分の身を守ること。
出来る限り、東北地方の役に立つことを実行すること。
亡くなられた方々へ、心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、ライブに関しては、既に4月以降、決まっているものも
複数あります。
災害に対して、直接的に働きかける力は持っていない非力な
ミュージシャンですが、せめて、見てくれる人たちにはプラスになれるように
活動していきたいと切に思い、活動したいと思います。