パキスタンの結婚式 | インド・パキスタン・南アジア 最新ニュース

パキスタンの結婚式

パキスタンはインドの西部にある国でイスラム共和国になります。
その名が示すように、パキスタンのほとんどの方はイスラム教の信仰者になりますので、
結婚式もイスラム教に則った結婚式となります。


パキスタンの結婚式では、ヘナと言われる植物を使った装飾を施します。
伝統的な装飾で、昨今では日本でも髪の毛の染色剤として使われることが多いですから、
ヘナの名前を知っている方もいるのではないでしょうか。
パキスタンでは、このヘナを使い、手などに装飾を施し、結婚式に臨むようになります。






パキスタンで行われる花嫁の装飾は手首、手のひらなどになり、主に花などを描く装飾になります。
ヘナは赤く、体に染みるとしばらくは落ちることのない強い染料ですから、結婚式が終わってもしばらくは消えることはありません。
こうした、伝統的な装飾を行い、結婚式をするのが、パキスタンの結婚式になっています。



パキスタンの婚礼衣装

パキスタンと言えば、イスラム教の多い国です。
また、インドも近いことがあってか、民族衣装にもインドに近いものを感じます。
婚礼に使われる衣装もそうした流れを汲むもので、日本では見られない魅力的な婚礼衣装が多くあります。





パキスタンの結婚式では、スーツの着用をしている方も少なくはありませんが、伝統衣装での出席をする方も多くいます。
イスラム風のターバンを巻く男性もいますが、儀礼用のものですので、質素なものではなく、赤など華やかなものもあります。



パキスタンの結婚式はとても豪華で行われます。ステージは色んな花を使って作られています。


パキスタンの結婚式の主な行事
・結婚式1晩目:Mehndi(メヘンディー)
Mehndiでは、花嫁のための主な行事です。結婚式の前にへナーをつけたり、歌ったり、踊って楽しみます。ステージから衣装すべてが華やかでカラフルです。
動画はココ

・結婚式2晩目:Shadi (シャディー 結婚式)
Shaadiは、花嫁側主催の披露宴です。この日、男性の方は伝統服装で出席します。
動画はココ

・結婚式3晩目:Valima (ワリマー)
Valimaは、花婿側主催の披露宴です。この日、男性の方は主にスーツで出席します。
動画はココ
結婚式場側は場所と食事を提供するだけで
司会とかはしません。

主催者もとくに司会者をたてる習慣はないので
披露宴といっても人数の多いパーティにすぎず
主催者は全部のお客の席をまわって
ご挨拶やら四方山話をひとしきり
するわけですから大変です。