神戸と大阪・船場のインド人 | インド・パキスタン・南アジア 最新ニュース

神戸と大阪・船場のインド人

定住するインド人、神戸になぜ多い


「神戸の北野坂周辺ってインド料理店や食材を扱う店が多いよね」

「大阪・船場界隈でもインドの人をよく見かけるよ」――。


こんな声を聞いて、実際に街を訪ねてみると、確かにそう感じる。

なぜ、これだけ多くのインド人が生活しているのだろうか。


開国後、貿易港として栄えた神戸と横浜にはインド商人が多く居住するようになる。1923年の関東大震災で、被災した横浜のインド商人が神戸に移っていった。横浜と神戸にわかれていた在日インド人社会が神戸への一極集中になったという。


戦後、インド商人は大阪にも事業範囲を拡大する。37年に神戸に誕生した在日本印度商業会議所は57年に本部を大阪に移した。現在の加盟企業のうち本社が大阪にあるのは約60、神戸は約30という。


特に目立つのは船場だ。かつて船場は「繊維の動きはインド商の動きを見れば分かる」といわれたほどだった。大阪が地盤の大手商社では「昭和40年代ごろまで、新入社員に3年間、インド商人との取引を担当させ、商売のイロハを教えていた」という。


日本経済新聞より  一部抜粋。



日本国内と神戸市内の在留インド人数


2010年末 2006年末
全国 22,497 18,906


 6


東京 9,276 7,396
神奈川 3,226 2,470
兵庫 1,509 1,287
千葉 1,497 1,587
埼玉 856 680
大阪 845 734
神戸市全体 1,072 1,057



神戸市中央区 726 687
神戸市灘区 117 116
神戸市東灘区 111 167