パキスタン産マンゴー、輸入解禁を正式発表
パキスタン産マンゴーの輸入解禁が日本政府により発表された。
農林水産省によると、ようやく今年、マンゴーの輸入が開始される。
在京パキスタン大使館が、16年もの長い間、日本政府に対しパキスタン産マンゴーの輸入を働きかけてきた。
マンゴーは、その果実に寄生するミバエ類を殺虫するため蒸熱処理される。パキスタンは、1999年に日本より贈られた蒸熱処理工場を稼動させ、その後、数年に及ぶ研究や試験の結果、ようやく両政府より承認が下りた。
今月、日本より検査員がパキスタンに派遣され、検査が無事終了し必要な条件が満たされれば、7月上旬に、在京パキスタン大使館へマンゴーが届けられる予定。在京パキスタン大使館商務部がマンゴー輸入とマーケティングを担当する。
現在は、日本側の検疫条件を満たすための小規模の蒸熱処理工場を稼動させているが、パキスタン側の準備が整い次第、大規模の工場を稼動させ、2012年には民間貨物船での輸送が開始される予定。
関連記事:
The News International
Japan lifts ban on Pakistani mangoes after 16 years
The Express Tribune
Japan lifts 16-year ban on Pakistani mangoes
農林水産省プレスリリース(2011年1月31日)
パキスタン産シンドリ種及びチョウサ種のマンゴウの生果実の輸入解禁について