パキスタン、日本向けコメ輸出を検討 その2 | インド・パキスタン・南アジア 最新ニュース

パキスタン、日本向けコメ輸出を検討 その2

日本の水田が東北太平洋沖地震の津波の影響による塩害を受たことにより、日本人農家がパキスタンでジャポニカ米を栽培しようとしている。


このプロジェクトはパキスタン・コメ輸出協会と日本人企業により始まった。今年2月のザルダリ大統領来日中に、アハメド・シェイク・コメ輸出協会会長が、日本国外でコメ栽培を模索中だった高橋ヒロナオ氏と会見し、実現した。


高橋氏は、日本向けのコメ輸入に限らず、中国など第三カ国へのコメ輸出も検討している。中国では日本のコメは高価だが、中国人富裕層には人気がある。


高橋氏は、パキスタンで毎年10万トンのコメの収穫を目指し、シンド州、パンジャーブ州、カイバル・パクトゥンクワ州を含む8つの地方へコメの種100キロ分を配布した。その成果は3ヵ月後の9月頃に見られる予定。


このプロジェクトが成功すれば、パキスタンは何億ドルも稼ぐことができ、1トンあたり1000ドルの利益が見込まれる。現在、パキスタン産のコメは1トンあたり400ドルで売買されている。パキスタンは主要コメ生産国であり、今年のパキスタンのコメ輸出額は20億ドル超だった。


The News Pakistan より