パキスタン、第3の原子力発電所が稼動
12日(木)、パキスタン・パンジャーブ州で第3の原子力発電所が稼動した。
新原子炉は中国との共同で建設され、330メガワットの電力をつくる。以前は火力発電が65%、水力発電が34%、原子力が725メガワットを占めていた。
同国は急成長する経済発展の勢いもあいまって、継続的な電力不足に直面している。パキスタン電力水道省によると、同国は3000メガワットの電力が不足している。その結果、政府が停電を制御しているため、各家庭は自家発電機に頼らざるを得ない。
さらに、80メガワットの電力をつくるチャシュマ3号機と4号機を現在建設中である。パキスタンは、2030年までに8800メガワットの原子力をつくる計画だ。
日本の福島原子力発電所の事故を受け、ある専門家は、中国がパキスタンに供給する原子炉はかなり古く1970年代の技術レベルだと指摘。しかし、在中国パキスタン大使は、日本の原発事故はパキスタンと中国の民間原子力の協力に影響しないと言及。