パキスタン 大洪水支援で日本に謝意 駐日大使
被災者2000万人とも言われるパキスタンの大洪水について、同国のヌール・ムハマド・ジャドマニ駐日大使が17日、東京都内の大使館で会見し、日本政府が表明した計1300万ドル(約11億円)の緊急無償資金協力などへの謝意を述べた。自衛隊の救難ヘリ派遣を検討する日本政府の調査団がすでに現地入りしており、「まもなく派遣が決まると期待する」と語った。
同大使館によると15日現在、洪水による死者は1463人、負傷者は2024人。避難民は約500万人。同国北部などに被災地が集中しているが今後、河川の下流に位置する南部への被害拡大が予想されるという。ジャドマニ大使は、「過去にない規模の被災」と述べ、さらなる支援を訴えた。同大使館で義援金を受け付けている。窓口はイムティアズ・アハマド公使。電話は03・5421・3601。