パキスタン、アフガニスタンと非課税貿易協定に調印  | インド・パキスタン・南アジア 最新ニュース

パキスタン、アフガニスタンと非課税貿易協定に調印 

7月18日パキスタンとアフガニスタンは輸出品の相互非課税に関する通過貿易協定に調印した。地域の経済協力がアフガンの安定につながるとみる米政権が、20日のカブール国際会議に向けた「成果」として早期調印を求めていた。

 協定により、アフガンは自国産品を非課税のままパキスタンを通じてインドに輸出可能となり、パキスタンはアフガンを通過して中央アジアへの輸出が可能となる。この日、パキスタンの首都イスラマバードであった調印式には、クリントン米国務長官も立ち会った。

 しかしパキスタンは、インドが求めていたインド産品をアフガンへ輸出するための同様の協定には「応じない」考えを示した。今回の協定を巡って印パの関係がさらに悪化すれば、米国のアフガン出口戦略に少なからず影響を与えそうだ。