電気リキシャ "E-Rickshaw"
インドでは、ニューデリー市内のリキシャを電気リキシャに替えていこうという取り組みが始まっている。
インドでは、10月に開催されるコモンウェルス大会を前に、4000台の電気リキシャが導入される予定だ。リキシャ運転手といえば、怠け者で、不正直で、だらしがないというイメージがつきものであるが、新しく導入される電気リキシャ運転手は、安全運転とカスタマーケアの訓練を受け、新しい制服を身に着ける。運転手は会社で雇用され、給料は月給制である。
電気リキシャは充電式で、最大8時間走行可能。走行速度は毎時25km。目的地まで正確にたどり着けるようナビが装備されている。料金は初乗り10~15ルピーで、年金受給者は無料。
定額料金の導入により、公示運賃よりも高くぼったくる既存のリキシャ運転手は刺激されるだろう。
既存のリキシャ運転手は、リキシャを購入する際のローン返済のため多額の借金をしている。また、ホームレスと同様、薬物中毒者も存在し、車内で居眠りをしている。
ちなみに、リキシャは日本の人力車がその由来であり、1880年頃にシムラー、1900年頃にコルカタに導入された。