アフガニスタンにおける小児感染症予防計画
11月8日、日本政府はユニセフを通じ、アフガニスタン全土において、5歳未満の児童(約770万人)に対するポリオ・ワクチンの投与を実施するために必要な資金4億6000万円を供与しました。
アフガニスタンは、世界で、いまだにポリオが流行している4ヵ国のうちのひとつです。その他3カ国とは、ナイジェリア、インド、パキスタンが含まれます。アフガニスタンでは、ユニセフ、WHOなどの協力により2007年までポリオの症例は減少していたものの、2008年からはアフガニスタンでの武力衝突が再び激化し、治安が悪化したため、紛争地域への予防接種チームのアクセスが制限され、ポリオの症例数は上昇しました。
ユニセフによると、アフガニスタンでは、予防可能な病気にも関わらず、毎日約600人の児童が死んでいます。
日本がユニセフを通じアフガニスタンに寄付した金額は、2000年以後120億円にのぼります。