インド、8月の乗用車販売22.4%増
インド自動車工業会が8日発表した8月の乗用車の国内販売台数は、前年同月比22.4%増の約15万2千台だった。前月に記録した29.1%増に続き高い伸び率となり、経済危機の影響を受ける以前の水準に戻りつつある。
シェアの約半分を占めるスズキは約3割の増。スイフトなど上級小型車が好調で、下旬に発売したエスティロ(日本名MRワゴン)も貢献した。高金利と経済 危機の影響を受けた08年度(08年4月~09年3月)は1.5%増にとどまった同社だが、「今年度は10%を超える成長が期待できる」としている。シェ ア2位の現代自動車は12.9%増、3位のタタ・モーターズは19.9%増だった。
インドの乗用車の販売台数は06年度に20.7%増、07年度に12.1%増を記録したが、08年度は0.1%増にとどまっていた。