カラチでテロ計画を阻止 | インド・パキスタン・南アジア 最新ニュース

カラチでテロ計画を阻止

パキスタン治安当局は23日、週末に南部カラチ市内で、イスラム強硬派タリバーンや国際テロ組織アルカイダとつながりがある過激派のメンバー7人を逮捕するとともに、爆弾や麻薬を押収し、テロ計画を阻止したと発表した。

警察関係者によると、逮捕された7人の所属先は、ムシャラフ前政権が2001年に非合法化したイスラム教スンニ派武装組織「ラシュカレジャンビ」で、カラチ市内でのテロ攻撃を計画していた。

米国務省のウェブサイトによると、ラシュカレジャンビは1999年1月、シャリフ首相(当時)の暗殺を計画した。約2年前のブット元首相暗殺事件や、今年3月に東部ラホールで起きたクリケットのスリランカ代表襲撃事件に関与していた可能性も指摘されている。

カラチではこの日、「パキスタン・タリバーン運動」のメンバーとみられる5人も逮捕され、警察が自爆テロ用ベストや大量の弾薬を押収した。