IMF、パキスタンへの32億ドル追加融資で合意 | インド・パキスタン・南アジア 最新ニュース

IMF、パキスタンへの32億ドル追加融資で合意

国際通貨基金(IMF)は、パキスタンに対し32億ドル(約3110億円)を追加融資することで合意した。タリバン掃討作戦や世界的なリセッション(景気後退)で打撃を受けた同国経済や財政を強化するのが狙い。

IMFの声明によると、今回の融資で対パキスタン融資総額は113億ドルと、同国の対国内総生産(GDP)比の約6.3%となった。IMFはまた、スタンドバイ融資の適用期間を約2カ月間延長し、2010年末までとした。

IMFのポルトガル副専務理事は声明で、「パキスタン経済は引き続き安定化している」と述べた上で、「金融部門や外国為替市場の改革が進行中であり、こうした措置は社会のセーフティーネット(安全網)強化を目的としている」と指摘した。