ラホールのフードストリートが閉鎖
ムシャラフ政権下でパキスタンで初のフードストリートとしてパンジャーブ州公園局によりガワルマンディのフードストリートは開発され、ラホールの古き時代の雰囲気を残す小売店や飲食店が立ち並び、あらゆる伝統的なパキスタン料理を楽しむことができた。このガワルマンディの閉鎖が決まって間もないが、目抜き通りであるアナール・カリーのフードストリートまでも閉鎖の可能性がでてきた。これらのフードストリートは旅行者にも大変人気があるため、ラホール市にとって両方の閉鎖は大変惜しいことである。
閉鎖の原因は周辺住民からの苦情である。市場は夕方の混雑時には車両通行止めとなるため、住民たちの出入りが困難となる。また、住民の女性たちが市場を通り抜ける際に男性客からじろじろ見られるという苦情もある。しかし関係者によると、閉鎖の原因には政治的な問題もあり、PML-Q(ムスリム連合カイディアザム派)ひいきのガワルマンディ市場を気に入らないPML-N(ムスリム連盟シャリフ派)指導者たちが背後に絡んでいるともされる。
パキスタンの有名なフードストリートは、この他に、イスラマバードのメロディー・マーケット、ブルー・エリアにあるフードストリート、カラチにあるバーンズロード、ペシャワールのカニンガム公園にあるフードストリートがある。
The Nation より
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