アフガン死亡米兵、今月最悪のペースで増加 | インド・パキスタン・南アジア 最新ニュース

アフガン死亡米兵、今月最悪のペースで増加

アフガニスタン東部で20日、同国駐留米兵4人が道路脇に仕掛けられていた爆弾で死亡した。現地の米高官が、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)の発表として明らかにした。

アフガン死亡米兵は今月既に30人にのぼり、2001年10月に米軍のアフガン軍事作戦が始まって以来、月間ベースで最悪の事態となっている。

ISAFやアフガン軍がイスラム強硬派タリバーンの掃討作戦を実施するなか、アフガン国内各地では戦闘が増えている。米軍が来月の総選挙を前に、タリバーンの拠点で、麻薬の原料となるケシの栽培が盛んな南部ヘルマンド州で攻勢を強めていることが一因。

今月アフガンで死亡した国際部隊の兵士は、先週の時点で過去の最高記録46人を抜いており、少なくとも56人まで増える見通し。またアフガン死亡米兵は、01年10月の軍事行動開始からの累計で659人になると予想されている。