パキスタン、失敗国家ランキング10位に
失敗国家 とは、国家機能を喪失し、内戦や政治の腐敗などによって国民に適切な行政サービスを提供できない国家のことをさす。
現在、テロ攻撃や経済危機に直面するパキスタンは、米シンクタンクの平和基金会が毎年発表する「失敗国家ランキング 」で10位になった。ちなみに、昨年は9位だったので、一段階だけ上昇した。
このランキングは、人口動態的圧力、避難民、国内難民、苦情、不均等発展、経済危機、国家非合法化、公共事業、人権、派閥、内政干渉といった要因により決められる。
その他ランクインした国は、ソマリア、ジンバブエ、スーダン、チャド、コンゴ、イラク、アフガニスタン、中央アフリカ共和国、ギニアである。隣国インドは177位中87位、スリランカは12位、バングラデシュは19位、ネパールは25位である。尚、ランキングにおける最下位、即ち最も安定した国とされているのは、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、スイス、アイルランド、デンマーク、ニュージーランド、オーストラリア、オランダである。