インド、航空会社が運賃値上げ
今週始め、航空タービン燃料油が3割値上げしたことを受け、インドの航空会社各社は燃油サーチャージの値上げを発表した。各社は旅客増をねらい運賃を値下げしたばかりだったが、再び1月の基準に戻ることになった。
国内初の民間航空会社、ジェットエアウェイズは6月17日より全線対象に運賃を400ルピー値上げすると発表。
同様に、キングフィッシャーも燃油サーチャージを400ルピー値上げする。これにより、ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗分の燃油サーチャージは、飛行距離が750キロ未満の場合は2550ルピー、750キロ以上の場合は3400ルピーとなり、エコノミークラス搭乗分の燃油サーチャージは、飛行距離が750キロ未満の場合は2350ルピー、750キロ以上の場合は3100ルピーとなる。
エアインディアも同様である。
燃油の値上がりによる航空会社への影響は大きく、旅客が他の交通手段を選択することが懸念される。昨年原油価格が1バレル147ドルに達した際には航空会社は運賃を値上げし、その結果、飛行機旅行の需要は25%も落ち込んだ。原因は旅客が飛行機よりも安価な鉄道を選択したためである。
なお、格安航空会社のゴーエア、スパイスジェット、インディゴ3社は運賃の値上げを発表していない。
Yahoo! India より