印パ首脳が会談
ロシア・エカテリンブルクで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に出席したインドのシン首相とパキスタンのザルダリ大統領が16日、昨年11月のイン
ド・ムンバイ同時テロで関係が悪化して以降、初の首脳会談を行った。会談は、07年秋から中断している和平協議の再開に向けて双方が条件を提示する形で進
み、7月16日にエジプトで開かれる非同盟諸国会議で両首脳が再び会談することで一致。協議再開の結論は持ち越した。
会談前、両首脳は握手し、友好的な雰囲気を演出。ただ約1時間の会談後は会見せず、双方の歩み寄りにはまだ課題が残っているとの印象を与えた。
関係者によると、会談でシン首相は「インドを敵視するテロリストにパキスタン領内を使わせない」よう求めた。ザルダリ大統領は「テロリストの根絶を進めている」と応じ、掃討強化のための経済支援などを要求。テロ根絶に向けた協力関係強化を確認した。
今回の首脳会談は、ニューデリーで今月上旬にあった北部カシミールの水源を巡る協議で、両国が対立解消に積極姿勢を示したことから実現。アフガニスタンでの対テロ戦争推進には両国の関係改善が不可欠と見る米政府も注視していた。
会談前、両首脳は握手し、友好的な雰囲気を演出。ただ約1時間の会談後は会見せず、双方の歩み寄りにはまだ課題が残っているとの印象を与えた。
関係者によると、会談でシン首相は「インドを敵視するテロリストにパキスタン領内を使わせない」よう求めた。ザルダリ大統領は「テロリストの根絶を進めている」と応じ、掃討強化のための経済支援などを要求。テロ根絶に向けた協力関係強化を確認した。
今回の首脳会談は、ニューデリーで今月上旬にあった北部カシミールの水源を巡る協議で、両国が対立解消に積極姿勢を示したことから実現。アフガニスタンでの対テロ戦争推進には両国の関係改善が不可欠と見る米政府も注視していた。