日光からこんにちわ。

東日本大震災から5年

今年もやっぱり気持ちの整理はついていません。

一日も早い復興と、多くの方々が、穏やかに、安らかに日常生活を

送ることができますように。

国のお金が、無駄遣いではなく、必要なところに適切に使われますように。




震災の後、
現地でボランティアができるようになった頃
小学3年生だった息子を連れて
石巻へ行きました。

 何かをしたい、何かしなきゃ、
でも何ができるのか,いろんな複雑な思いの中、

 落ち着かない思いでネットを検索し、

 ちゃんと支援物資に使ってほしい
(大きな団体は、それなりに人が集まるはずと思った)

 個人や、数人規模で活動をしている方の
ブログなどを探して、

 必要とされるものを送ったりしました。

 そんな時にネットで
支援品の呼びかけをしている個人の方と繋がり、
電話やメールで必要なものを確認しながら、

 直接石巻に品物を届けることになりました。 

 新幹線に乗って、
当時小学3年生の息子も支援物資を運んでくれました。


 避難所生活をしている人へ、
せっかく暖かいお湯を用意しても、

すぐに冷めてしまうとのことで、
保温ポットや保温性ある水筒と、

 子供用の座布団(頭にかぶる頭巾にもなる)、
学校再開の時のために、

 お箸セット(スプーン、フョークも)、

 歯ブラシやコップなどと、
 それを入れるきんちゃく袋が
 必要とのこと。


 学校給食セットになる品々の
 支援募集をみつけて

 周りの方々に声をかけて、

 たくさんの方が、
 給食袋を縫ってくださり、
 寄付金でお箸セットを購入して

 電車で仙台まで行きました。

・・・・・・・・・・・
 
 大きな保温ポットや
 子供座布団は保育園に、
 支援者の方と一緒に届けたり、

 再開したスーパー(テントにて)で
 コープの行うフリマで販売したり、

 きんちゃく袋は
 ちょっとしたものを入れるのに役に立つと
 人気でした。

 給食袋やお箸セットは
 その日が来るまで保管され
(学校再開のめどはついていました)

 後日配布されました。


 支援者Tさんと、息子と、私の3人で、
 Tさんの車に乗って石巻の町を車で走った時、

 大きな缶詰のモニュメントが
 倒れているのを見ました。

 その他、色々な震災の爪痕を見ました。
 
 こんなに大きくて、
 重いものが流されたんだなと思ったのと、

 周りの風景があり得ない光景で、
 まるで映画のセットの中にいるような

 現実的でない感覚があって、
 驚いたとか、びっくりしたという言葉も
 当てはまりません。

 
 あの時、小学3年だった息子が、今は中学生。
 簡単に5年と言える時間ではありません。

 私たちの税金を、無駄使いではなく、
 必要とされている人々や、
 必要としている復興に向けて
 国民の生活のために使ってほしいと,
 切に思います。

苦しみ、悲しみが、
少しでも癒されますように。