みなさま、こんにちは

立秋とは名ばかりの暑い日が続いておりますが、お元気にお過ごしですか??
残暑見舞いのようにスタートした本日のブログ担当者は、川中子です!
(投稿久しぶりすぎる…にぽのみんなごめん
)
さて、今日はまったく音楽のお話から離れます。
しかし、これを書かずに夏が終わってなるものか
ということで、お待たせしました(!?)
セミとーーーく!!! ぱちぱちぱちぱち〜
そうです、木にとまってみんみんジワジワ啼いているあの子達のことです。
何を隠そうわたくし川中子、セミちゃんが大好きで
ちょうど一年ほど前の演奏会でもそのお話をしたら、お客さまドン引きだったなあ…(遠い目)
毎年、電柱に激突して道路で気絶しているセミを救出する仕事をしているのですが(自主的に)
今年はあまりお目にかかれず寂しい
お出かけしないからね…
しかし!!!
久しぶりにお出掛けをしたある日、
HAPPY
SEMI
HAPPENING 
が、私を待っていました!!
いえい

それは、とある電車内…
溶けるような日差しの中、乗り換えのためにホームで待っていた私は汗だくで
やっと到着した電車に乗り込んで手で顔を扇いでいました。
(↑ちなみにこれ、全然涼しくなくて無駄な動きでしたので、オススメしませんという余談)
すると突然、後ろに座っていた小学生らしい女の子が立ち上がって、私の腕をツンツン
私「ふおっ、はい!?
」
女の子「あの……お姉さんの隣にセミがいるので、気をつけてください
」
私「えっ!あっ、ありがとうございます
」
足下を見ると、一匹のアブラゼミがぷるぷる震えておりました。かわい〜



そしてそれなりに混んでいる車内をよく見れば、セミちゃんの周りだけ綺麗に
Social Distance

素晴らしい!時代の波にのっている!さすがセミ!!
私 (わあ〜どうしよう〜〜捕まえたい〜ああぁぁ

)
でも待って…もしかすると
セミも帰省中なのかもしれない

お盆だし…
私 (だとしたら、今ここで捕まえるのはこの子にとって残念な結果になってしまう…。
しかし、このままではいつ踏みつけられるか分からないし、飛び回ったりしたら車内パニックだし…むむ……
)
【結果】
①拾い上げる
②みんなにバレないように手の中に優しく隠す
③次の駅で一緒に降車
セミちゃんは大人しく捕まってくれたよ
目の前の若い男性に凝視されたよ
女の子はドン引きしてたよ
セミちゃん掴んだ瞬間に出入り口までの道ができたよ
あれ?乗客の皆さんにばれてる?
手の中にセミちゃんいるの知ってる??
ちょっとおじさん、車両変えなくてもいいじゃない?
というわけで、無事次の駅で降車。
人の波がおさまるのを待ち改札を出て、近くの木に運びました!
さらば…よい夏を…!!

心なしかセミちゃんも手を振っているかのよう。
その日は1日、セミちゃんのことが気がかりでした。元気に飛んでいってくれているといいな

長々とすみませんが、あと1分ください

ここからは真面目トーンで、
なぜセミが好きなの?と言うお話。
形状とか声とか頭の宝石とか、セミの好きな部分はたくさんあるのですが、なによりも
一生懸命さが大好き
命のかぎり鳴き続ける姿に、ああこのように私も生きたいな、と思うのです。
セミの寿命は7日間。
でも実はその前に、7〜9年ほど土の中で準備しているんです。
それで生まれてみたら、飛ぶのは下手くそですぐ電柱にぶつかるし、気絶するし、子供は追いかけてくるし、怖い敵はたくさんいるし、羽は脆いし…大変だなあ
↑セミの心の声です。
それでも、命ある限り啼くのです。セミだから。
最後まで!!
その精神を見習わなければと、いつも思わされます。
そんなことを思いながら保護セミと戯れている時、ふと詩を書きたくなりました。
「せみ」
たった7日間しか 生きられないと
神様は 私におっしゃった
それでも 私は 幸せです
生まれてきたことが 何よりも
嬉しいのです
長い時間
土の中で 眠り続けて
色んな楽しい夢を見ながら
ある時 突然 目覚めると
体がうずきだして
私の中のわたしが
外に出たい と 叫び始めるのです
(新しい私は
見守ってくれたお月さまと
同じ色をしている)
たった7日間しか 生きられないと
神様は 私におっしゃった
雨風吹きつけて 嵐が来ても
愛する人に 出会えたから
嬉しいのです
新しい命は
長い長い夢を見ながら
生まれてくる喜びを
待っているのです
ちなみにこの詩には曲がつけてあって、いつかにぽちゅうでアンサンブルしたいなあという密やかな夢

今年もツクツクボウシが啼き始めましたね
夏が去るのがつくづく惜しい…
その声には涙が出ちゃうけど
この暑さには耐えられないからそろそろ秋が来てほしいな。。


