中山

11R

中山記念

芝1,800m

内回りコースを使用。直線は約310mで、ゴール前に高低差2.4mの急坂がある。正面スタンド前の直線半ばがスタート地点で、コースを1周する。最初の1コーナーまでの距離は約205m(Aコース時)と短く、スタート後すぐ急坂を迎えるためテンは速くなりにくい。3~4コーナーはスパイラルカーブで、緩やかな下り坂。


馬連5点08-07-04

06.10-03.06.09

過去10年

1人気 (3-0-0-7)
2人気 (3-2-2-3)
3人気 (2-0-2-6)
4人気 (0-3-1-6)
5人気 (2-2-0-6)
6人気以下(0-2-5-64)


7歳以上(1-0-2-31)


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中山記念 過去10年


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中山芝1,800m 過去5年


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中山記念 過去10年 種牡馬

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中山記念(GII、中山、芝1800m)


■イルーシヴパンサー 久保田師騎乗、美浦ウッド単走。他馬が前方視界に入った分、気負い気味となったようだが、体を大きく使った伸びやかな走りを保って直線へ。いい手応えのまま豪快にギアを上げて駆け抜けた。いかにも体調が良さそうな躍動感があり、好仕上がり。【7】

■エエヤン 助手騎乗、美浦ウッド単走。高いモチベーションを感じさせ、集中した前向きな走りで進んでいく。速いラップを刻みながら、ラストまでシャープなフォームを保ち駆け抜けている。フルに能力を出せそうな状態。【7】       

■エルトンバローズ 西村淳騎手騎乗、栗東坂路単走。先週CW併せ馬である程度負荷を掛けており、輸送を控える今週は脚捌きを確認する程度。混雑した走路のなかでも一定の落ち着きを保って登坂し、ラストはこの馬らしい切れを披露した。あと少し気合いが乗って欲しかった感はあるものの、年明け初戦としては悪くない状態。【6】   

■ジオグリフ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置く隊列で入り、直線で左右から挟まれる形の3頭併せ。タイトな状況でも自分のリズムで走り、手応えほど切れなかった印象はあるものの、左右2頭と併入としている。先週の併せ馬で遅れてしまったようにまだ万全とは言い切れないが、このひと追いで態勢は整ってきそう。【6】

■ソーヴァリアント 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。準オープンを外で先導する折り合い重視の内容。直線入口でいったん迎え入れ、そこからの併走では優勢の手応えでジワッと伸び半馬身ほどの先着を果たしている。乗り込みは順調そのもので、立て直し効果てきめん。【7】   

■ソールオリエンス 田辺騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。直線で左右の間へ割って入る形の3頭併せ。手前の変換に手間取ったのか、ギアチェンジがワンテンポ遅かった感はあるものの、終いの切れはさすがの鋭さがあった。この馬の競馬はできる状態。【6】   

■タイムトゥヘヴン 大野騎手騎乗、美浦ウッド単走。先週の速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は鞍上との意志疎通を深めることに専念するような内容となった。直線では外へ誘導され、馬なりを保ったまま軽快に回転数を上げ駆け抜けている。あと少し伸びやかさは欲しいが、この馬なりに順調だろう。【6】   

■テーオーシリウス 小坂騎手騎乗、栗東CW単走。先週強い負荷を掛けており、輸送を控える今週は息を整える程度。溜めたほどには切れなかった印象だが、掻き込みの強い、パワフルな走りを見せた。走れる状態。【6】   

■ドーブネ 助手騎乗、栗東CW単走。先週CW5Fの自己ベストを更新しており、今週はバランス調整に徹したような終い重点の内容。仕掛けられると首をリズミカルに使って、四肢を大きく伸ばすことができていた。前走時も状態としては上々で、引き続き高いレベルで安定。【7】   

■ヒシイグアス 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳1勝クラスを追走。仕掛けられてやや頭が高くなったあたり気持ちの面でまだ整っていないような印象もあるが、ラストは貫禄の違いを見せるように手応え優勢で併入とした。海外遠征帰りを考えれば悪くないデキ。【6】

■ホウオウリアリティ 菅原明騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。目標の3歳未勝利へ早めに取り付き、直線で併走。ブレのないシャープなフォームから、懸命に追われる相手をアオり楽々と併入した。抜群の集中力で加速もスムーズ。中8週だった前走を使われ、気配は急上昇か。【7】   

■ボーンディスウェイ 木幡巧騎手騎乗、美浦ウッド単走。活気十分の雰囲気で入り、直線は外ラチ沿いへ。速いラップを刻んだとは思えないほどにいい手応えを残し、体をグンと沈めて加速した。単走を感じさせない気迫があったのもいい。目下絶好調。【8】 

■マイネルクリソーラ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。2頭を大きく追走。楽に取り付いていき、最内へ進路を取った直線では外2頭に合わせるように加速し、併入とした。手応えは十分で、追えば抜け出せそうな雰囲気。中間の乗り込みは意欲的だし、引き続き好調キープだろう。【7】

■マテンロウスカイ 助手騎乗、栗東坂路単走。やや力みはあったものの、軽快な脚捌きで渋った馬場の影響を感じさせず登坂。馬なりを保って長くいい脚を使った。デキ落ちはなく、順調。【6】  

■ラーグルフ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳1勝クラスを追い、直線入口から併走。まずまず落ち着いて走れてはいたが、ラストに相手がひと伸びしてきたのに対応できず半馬身遅れ入線に終わっている。5カ月ぶりの前走を使われての変わり身は強調しづらい。【5】

■レッドモンレーヴ 横山和騎手騎乗、美浦芝併せ馬。雨で渋ったウッドを避け、芝コースでの追い切り。柔軟なコーナーワークを見せて直線に入り、左右2頭との追い比べでは一瞬反応にタイムラグはあったものの、素軽さを保って1頭に先着、1頭と併入とした。3カ月ぶりを考えれば悪くない状態。【6】   

<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。


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ソールオリエンス巻き返す

25日の中山記念(G2、芝1800メートル、1着馬に大阪杯優先出走権)には強豪メンバーがそろう。

主役は昨年の皐月賞馬ソールオリエンス(牡4、手塚)だ。クラシックでは皐月賞1着、ダービー2着、菊花賞3着と活躍。前走の有馬記念は8着に敗れたが、最内枠のため馬群の中で動きづらかった分もあったか。持ち前の末脚を生かせれば差し切りまで十分だ。

昨年の覇者ヒシイグアス(牡8、堀)は同レース3勝目を狙う。中山では重賞を3勝しており、ここはベストの舞台だ。前走は香港Cで3着。明け8歳を迎えたが衰えはない。

エルトンバローズ(牡4、杉山晴)は昨年、ラジオNIKKEI賞と毎日王冠を連勝し、マイルCSでも強豪古馬を相手に4着。力をつけており、ここでも楽しみだ。

他にも、重賞2勝のソーヴァリアント(牡6、大竹)、昨年の京王杯SCを勝ったレッドモンレーヴ(牡5、蛯名正)など、実績馬がそろう。