京都

11R

きさらぎ賞

芝1,800m

外回りコースを使用。向正面の2コーナーポケットの芝1600m(外)スタート地点を更に200m延ばしたところからのスタートで、3コーナーまでの距離は約900m。3コーナーにかけて4.3mの上り坂が設けられており、3コーナー入口の坂の頂上から4コーナーにかけて一気の下り坂。それ以降は平坦で、最後の直線は404m(Aコース時)。


12-03-05

馬連5点

08.09-02.04.08

過去10年

1人気 (3-2-2-3)
2人気 (2-4-2-2)
3人気 (2-1-1-6)
4人気 (1-2-0-7)
5人気 (0-0-1-9)
6人気以下(2-1-4-33)


関東馬(1-1-1-10)


前走

1着馬(6-5-4-25)


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騎手

川田将雅(21-8-6-16)41.2% 56.9% 68.6%
松山弘平(7-9-10-42)10.3% 23.5% 38.2%
M.デム(7-2-3-12) 29.2% 37.5% 50.0%
武豊  (6-6-5-23) 15.0% 30.0% 42.5%
鮫島克駿(4-4-3-14) 16.0% 32.0% 44.0%
幸英明 (2-8-6-42) 3.4% 17.2% 27.6%
和田竜二(2-6-4-47) 3.4% 13.6% 20.3%
西村淳也(2-2-4-13) 9.5% 19.0% 38.1%
ルメート(1-0-1-1) 33.3% 33.3% 66.7%
酒井学 (0-0-3-27) 0.0% 0.0% 10.0%
川島信二(0-0-0-6)  0.0% 0.0% 0.0%
ピーヒュ(0-0-0-0)

種牡馬
キズナ      (9-8-4-42)14.3% 27.0% 33.3%
ロードカナロア  (7-9-2-54) 9.7% 22.2% 25.0%
オルフェーヴル  (5-5-7-34) 9.8% 19.6% 33.3%
ハーツクライ   (5-5-4-47) 8.2% 16.4% 23.0%
エピファネイア  (4-8-5-29) 8.7% 26.1% 37.0%
モーリス     (4-3-2-11)20.0% 35.0% 45.0%
リアルスティール (1-2-2-4) 11.1% 33.3% 55.6%
スワーヴリチャード(1-1-2-1) 20.0% 40.0% 80.0%
ドレフォン    (0-1-1-3) 0.0% 20.0% 40.0%
リオンディーズ  (0-1-0-13) 0.0% 7.1% 7.1%

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きさらぎ賞(GIII、京都、芝1800m)


■インザモーメント 鮫島駿騎手騎乗、栗東CW併せ馬。未勝利馬を外先導し、直線で併走状態に。さらに外前方を進んでいた別組の併せ馬と合流させ直線では変則4頭併せの形となったが、仕掛けに応えて脚を伸ばしそれぞれと併入とした。あと少し素軽さが欲しい感はあるものの、踏み込みの力強さは上々。ひと息入っていた前走時よりいい状態では。【6】

■ヴェロキラプトル 西村淳騎手騎乗、栗東坂路単走。いつも通り序盤はリズム重視で終いを伸ばす調整。頭の高さはありつつも集中して登坂し、ラストは馬自ら気持ちを乗せるようにして鋭く加速できていた。いかにも精神面で万全といった雰囲気。前走からの上積みは相当ありそうで、目下絶好調では。【8】

■ウォーターリヒト 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。オープン馬アイコンテーラーに胸を借りる併せ馬。手応えは完全に劣勢ながら、仕掛けにしっかり反応し1馬身抜け出しての先着を果たした。先週もガツンと気合いを入れられており、前走で激走した反動は一切感じられない。高いレベルで好調維持。【7】

■シヴァース 助手騎乗、栗東ポリ併せ馬。未勝利馬を追走。直線で取り付いていくが勢いで完全に見劣っており、おっつけおっつけでようやくクビ差遅れに留めるという内容だった。前走時もこんな感じの攻めで勝っており、稽古は地味なタイプなのだろうがさすがに重賞レベルだとどうかという動き。成長優先で先を見据えているような調整過程でもあり、攻めからの強調材料は乏しい。【5】

■ジャスティンアース 助手騎乗、栗東坂路単走。先週CW併せ馬で強く負荷を掛けられており、今週は脚慣らし程度。手前を替えたタイミングでヨレかけるなど粗削りではあるものの、ラストはスッと回転数を上げ1F11秒8(馬なり)と切れた。体調はかなり良さそう。好仕上がり。【7】

■テイエムリステット 酒井騎手騎乗、栗東坂路単走。やや掛かり気味ながらしっかり脚を溜めて登坂。ラストは力強い踏み込みから加速ラップで締めくくれていた。叩き4戦目で大幅上昇は強調しづらいが、この馬なりに順調。【6】

■ナムラエイハブ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。年長の準オープン馬の後ろで我慢させ、坂の途中で仕掛ける実戦を意識した併せ馬。ラストは外に出され、優勢の手応えで併入とした。中7週でプラス10キロだった前走を使われ、順当に良化。【6】

■ピエナオルフェ 川島騎手騎乗、栗東坂路単走。13-13ペースで最後までリズム重視に徹した緩い内容に留まっている。時計は地味だが、強い攻めは不要なタイプ。変に力まず折り合えていた点は評価していいだろう。デキ落ちはない。【6】

■ビザンチンドリーム 国分優騎手騎乗、栗東CW併せ馬。古馬1勝クラスを目標にした終い重点の併せ馬。直線に入ってなかなか気持ちが入らなかったのか、ややモタついたが、いざギアが入ってからの伸びは豪快そのもので楽に併入としている。まだ精神面でのブレを感じるものの、体調面は良好そう。自分の競馬はできるだろう。【6】

■ファーヴェント 川田騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。先行させた3歳1勝馬へ早々と取り付き、坂の入口から併走。相手にも騎手が騎乗しており手応えで圧倒こそできなかったものの、ファーヴェント自身躍動感あるフットワークからしっかり加速し併入とした。全体的に落ち着きがあるのもいい。能力全開に期待できる。【7】

■ブエナオンダ 酒井騎手騎乗、栗東CW併せ馬。中1週を考慮し、楽な相手と終い重点の併せ馬。直線では先に手が動いた相手をアオり、ラストはスッと切れ勝ちしてクビほどの先着を果たした。反動は感じられず、好調キープ。【7】

■レガーロデルシエロ 助手騎乗、美浦坂路単走。先週のウッド調教で速い全体時計を出したのが実質の最終追い。輸送を控える今週は終いだけ重点の調整となった。やや走り全体がこぢんまりしている感はあるものの、ラストは溜めた脚をしっかり弾けさせることができていた。精神面はいい状況で、力を出せるデキ。【6】

<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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ファーヴェント重賞初Vへ

クラシックへの登竜門・きさらぎ賞(G3、芝1800メートル)が2月4日に京都で行われる。

人気を集めるのはファーヴェント(牡3、藤原英)だろう。新馬戦が強い勝ちっぷりで、続く東スポ杯2歳Sは3着。まだまだ良くなりそうなハーツクライ産駒で、デビュー3戦目での重賞制覇を期待したい。

良血シヴァース(牡3、友道)も楽しみだ。母はヴィブロス。京都のデビュー戦はいい末脚を見せて快勝した。こちらもこの春、大舞台で活躍しそうだ。

新馬戦を3馬身差で快勝したビザンチンドリーム(牡3、坂口)も差はない。豪脚を生かせば重賞でも好勝負だろう。

他にも、未勝利勝ちが強い内容だったジャスティンアース(牡3、杉山晴)、シンザン記念3着のウォーターリヒト(牡3、河内)、こうやまき賞2着のレガーロデルシエロ(牡3、栗田)などが一発を狙う。