中山

11R

アメリカJCC

芝2,200m

おむすび型の外回りコースを使用。正面スタンド前の直線右端、2000m発走地点やや右からのスタートで、コースを1周強する。最初の1コーナーまでの距離は約432m(Aコース時)。コーナーは緩やか。直線は約310m。スタート後すぐとゴール前で二度急坂を経験するため、馬力・スタミナが要求される。



馬連5点

04.07-02.04.10

過去10年

1人気 (2-3-0-5)
2人気 (3-0-1-6)
3人気 (1-2-2-5)
4人気 (2-0-2-6)
5人気 (0-2-1-7)
6人気以下(2-3-4-86)


牝馬(0-0-1-6)


7歳以上関西馬(0-0-0-18)


前走

重賞(9-9-8-80)


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騎手

横山武史(9-6-4-26)20.0% 33.3% 42.2%
田辺裕信(7-5-6-31)14.3% 24.5% 36.7%
ルメール(6-7-4-18)17.1% 37.1% 48.6%
横山典弘(3-3-3-17)11.5% 23.1% 34.6%
大野拓弥(3-0-2-41) 6.5% 6.5% 10.9%
三浦皇成(2-2-3-38) 4.4% 8.9% 15.6%
菅原明良(1-0-1-30) 3.1% 3.1% 6.3%
横山和生(0-3-1-20) 0.0% 12.5% 16.7%
ピーヒュ(0-1-0-1) 0.0% 50.0% 50.0%
浜中俊 (0-0-0-2) 0.0% 0.0% 0.0%
キングス(0-0-0-1) 0.0% 0.0% 0.0%
キング (0-0-0-0)

種牡馬
キングカメハメハ (7-0-2-28)18.9% 18.9% 24.3%
モーリス     (5-3-4-24)13.9% 22.2% 33.3%
エピファネイア  (4-2-5-25)11.1% 16.7% 30.6%
ハーツクライ   (3-7-8-65) 3.6% 12.0% 21.7%
ロードカナロア  (3-0-1-18)13.6% 13.6% 18.2%
スクリーンヒーロー(3-0-2-22)11.1% 11.1% 18.5%
シルバーステート (2-5-1-5) 15.4% 53.8% 61.5%
ワールドエース  (1-1-0-4) 16.7% 33.3% 33.3%
トーセンジョーダン(0-0-1-4) 0.0% 0.0% 20.0%
トゥザグローリー (0-0-0-5) 0.0% 0.0% 0.0%


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AJCC(GII、中山、芝2200m)

■アドマイヤハレー 助手騎乗、美浦ウッド単走。中1週を考慮し折り合い重視の内容。口向きの悪さなど粗削りな面も感じさせるが、一定の素軽さを保って加速できていた。気持ちの乗りもまずまず。詰まったレース間隔でも順調と言える。【6】

■カラテ 助手騎乗、栗東坂路単走。強い調教が不要なタイプで、終い重点の調整となった。序盤はいい意味で遊びを感じさせて進み、坂の途中から馬自ら気持ちを乗せ、体を沈めて加速。いかにもベテランらしい、メリハリを感じさせる内容だった。活気十分で7カ月ぶりを感じさせない好仕上がり。【7】

■クロミナンス 助手騎乗、美浦ウッド単走。高いモチベーションを感じさせるような前進気勢があったが、これを鞍上がしっかり制御。脚はしっかり残っており、ラストに気合いを入れられると鋭く弾けた。中間の動きも申し分なく、4カ月半ぶりの前走を勝ってさらに上昇か。【8】

■サンストックトン 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。東京新聞杯への出走を予定しているオープン馬ウインカーネリアンをイン後方から追走し、直線入口で取り付く。直線ではやや気圧されるような面もあったが、余力を残して併入に持ち込んだ。中山金杯除外の影響は感じられず、この馬なりに順調。【6】

■ショウナンバシット 助手騎乗、栗東CW併せ馬。中山への輸送を考慮し、外先導する折り合い重視の内容。取り付いてきた相手の加速にワンテンポ対応が遅れた感はあったが、馬なりを保ってジワッと伸び併入としている。1週前に強い負荷を掛けられており体調は問題なし。この馬の競馬はできそう。【6】

■シルブロン 稲垣師騎乗、美浦坂路単走。指揮官が騎乗し、終い重点の調整。ズブさはあるがいつものことで、ギアが入ってからはこの馬なりに力強く脚を伸ばせていた。距離短縮への対策か2年弱ぶりにコースではなく坂路で最終追いとしたのがどう出るかだが、気配は悪くない。【6】

■チャックネイト 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳1勝クラスを追走。なかなか気乗りしないのかコーナーワークで取り付いていく際、反応に鈍さがあったものの、並んでからはしっかり気持ちを乗せ、最後は1馬身抜け出しての先着フィニッシュを果たした。このひと追いで走れる態勢は整ったようだ。【6】

■ホウオウリアリティ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。オープン馬ワープスピードを追走し、4角でキャッチアップ。本来、直線では体を並べたかったようだが相手が案外伸びず、早めに抜け出す格好となり3馬身の先着とした。1頭となってもまずまず気持ちを乗せて走れていたのは好感。走れる状態だろう。【6】

■ボッケリーニ 助手騎乗、栗東CW単走。1週前に併せ馬で強い負荷を掛けたのが実質の最終追い。今週はゆったり入り、反応を確かめる程度の内容。緩いペースでも力まずに集中して進み、直線では仕掛けに応えてジワッと伸びた。あと少し鋭さが欲しかったところだが、年齢を考えればこんなものか。持てる力は出せる状態。【6】

■マイネルウィルトス 助手騎乗、栗東坂路単走。先週に坂路自己ベストタイをマークしたのが実質の最終追い。今週は終い重点で脚慣らし程度の内容。坂の途中で軽く促されると、気持ちを乗せブレの少ないフォームで加速した。年齢を感じさせない活気があり、高いレベルで安定。【7】

■モリアーナ 助手騎乗、美浦ウッド単走。テンション面を考慮し単走での追い切りだったが、向こう流しで他厩舎の併せ馬と合流する形になり、エキサイトして掛かってしまったよう。直線ではさすがに息切れ気味で、なんとか1F12秒0(強め)にまとめたという内容だった。6Fの全体時計は自己ベスト大幅更新も、自身初の11F戦を走るにあたり、折り合い面に不安を残した。【5】

■ラーグルフ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。久々を考慮してか、道中から相手に体を並べて息の持ちを確認するような内容。いい手応えを保って直線に入ると勢いの鈍った相手をアオり、満を持してのゴーサインに反応して2馬身ほど抜け出しての先着を果たした。精神面、心肺機能ともに上々の域にありそうで5カ月ぶりを感じさせない。ほぼ万全。【7】

<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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ボッケリーニ重賞4勝目へ

21日の中山では、AJCC(G2、芝2200メートル)が行われる。

ボッケリーニ(牡8、池江)が重賞4勝目のチャンスだ。年が明けて8歳となったが衰えは皆無。ここ2走も京都大賞典、チャレンジCと僅差の2着に好走している。中山とも好相性で、スムーズなら差し切る。

牝馬のモリアーナ(牝4、武藤)は注目の1頭だ。昨秋の紫苑Sで重賞初勝利を決めると、秋華賞は5着に健闘。それ以来の休み明けだが、楽しみはある。

マイネルウィルトス(牡8、宮)は重賞で2着4回の実力馬。昨夏に長期休養から復帰し、使いつつ本来の走りを取り戻してきた。ここも展開ひとつだろう。

他にも、アルゼンチン共和国杯3着のチャックネイト(せん6、堀)、昨年の中山金杯を勝ったラーグルフ(牡5、宗像)など実力馬がそろう。