京都

11R

シンザン記念

芝1,600m

向正面の2コーナー奥に延びたポケットからのスタートで、3コーナーまでの距離は712m(Aコース時)。3コーナーにかけて4.3mの上り坂が設けられており、3コーナー入口の坂の頂上から4コーナーにかけて一気の下り坂。内回りに比べ、コーナーは緩やかだが坂の傾斜はきつい。それ以降は平坦で、最後の直線は404m(Aコース時)。


不的中 05-13-17

馬連5点 07.10-05.07.13

過去10年

1人気 (2-0-1-7)
2人気 (3-3-2-2)
3人気 (0-1-2-7)
4人気 (3-1-2-4)
5人気 (0-1-1-8)
6人気以下(2-4-2-60)


前走

新馬未勝利2人気以下(0-2-0-24)

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騎手

川田将雅(9-7-2-12)30.0% 53.3% 60.0%
松山弘平(8-1-8-29)17.4% 19.6% 37.0%
北村友一(4-2-3-19)14.3% 21.4% 32.1%
藤岡佑介(3-4-2-21)10.0% 23.3% 30.0%
坂井瑠星(3-3-2-20)10.7% 21.4% 28.6%
和田竜二(2-1-1-37) 4.9% 7.3% 9.8%
ルメール(2-0-0-5) 28.6% 28.6% 28.6%
酒井学 (2-0-0-13)13.3% 13.3% 13.3%
藤岡康太(1-1-5-21) 3.6% 7.1% 25.0%
M.デム(1-0-2-13) 6.3% 6.3% 18.8%
横山典弘(1-0-0-8) 11.1% 11.1% 11.1%
幸英明 (0-5-3-23) 0.0% 16.1% 25.8%
西村淳也(0-5-2-7) 0.0% 35.7% 50.0%
角田大河(0-1-0-6) 0.0% 14.3% 14.3%
浜中俊 (0-0-0-21) 0.0% 0.0% 0.0%
ルメート(0-0-0-0)
戸崎圭太(0-0-0-0)
モリス (0-0-0-0)

種牡馬
ダイワメジャー  (4-4-6-30) 9.1% 18.2% 31.8%
キズナ      (2-0-2-8) 16.7% 16.7% 33.3%
ルーラーシップ  (1-3-2-19) 4.0% 16.0% 24.0%
エイシンヒカリ  (0-1-0-0) 0.0% 100.% 100.%
リオンディーズ  (0-3-1-5) 0.0% 33.3% 44.4%
スワーヴリチャード(0-0-1-0) 0.0% 0.0% 100.%
モーリス     (0-0-1-5) 0.0% 0.0% 16.7%
リアルスティール (0-0-0-3) 0.0% 0.0% 0.0%
ヘニーヒューズ  (0-0-0-3) 0.0% 0.0% 0.0%
アドミラブル   (0-0-0-1) 0.0% 0.0% 0.0%
ミッキーアイル  (0-0-0-0)
レイデオロ    (0-0-0-0)
Palace Malice   (0-0-0-0)
ドレフォン    (0-0-0-0)
ブリックスアンドモルタル(0-0-0-0)


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シンザン記念(GIII、京都、芝1600m)

■アルトゥーム 藤岡佑騎手騎乗、栗東CW併せ馬。2頭を追走する3頭併せ。気迫に乏しいのか、ラストはギアがそこまで上がらずそれぞれに半馬身ほどの遅れての入線に終わっている。それでも中間の乗り込みは入念で体調面は悪くなさそう。初戦を使った分の上積みはあるのでは。【6】

■ウォーターリヒト 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬1勝クラスへ取り付いて併走。手応えは圧倒しており、シャープなフォームを保ったまま併入とした。使われるごとに良くなっている印象で、勝ってさらに上昇か。【7】

■エコロブルーム 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先週かなり強い負荷を掛けており、今週は終いだけ重視の内容。古馬3勝クラスを追い、楽に取り付くと相手の加速に対応しこちらも加速し併入とした。中間の乗り込みは質、量ともに申し分なく、万全の状態。【7】

■ケーブパール 藤岡康騎手騎乗、栗東CW併せ馬。オープン馬、古馬3勝クラスの2頭を追走する意欲的な調整。仕掛けに力強い踏み込みを披露し、1頭に2馬身先着。重賞2勝馬サトノグランツには遅れたが、半馬身差まで詰め寄った。前走時434キロと華奢な馬が直前にこれだけ追えるあたり、体調面はかなり良さそうだ。いい状態で走れる。【7】

■シトラール 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬1勝クラスを追走。上々の気合い乗りからあっさり抜き去ると、鞍上の負荷に応えて4馬身の先着を果たした。速い時計はこの1本のみというのがどうかだが、この動きなら大きな問題はなさそう。持てる力を出せる。【6】

■ショーマンフリート 戸崎騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。輸送を考慮し、今週は鞍上が終いの反応を確認する程度だった。3歳1勝馬に楽々取り付いていくと、相手に合わせるようにして併入。手応えはたっぷり残っており、追えばいくらでも突き放せそうだった。中間は骨っぽい古馬と充実の稽古をこなしているし、抜群の攻め気配だ。【8】

■ゼルトザーム 北村友騎手騎乗、栗東CW併せ馬。川崎遠征から中2週となるため、今週は折り合いの確認に専念したような内容。馬場の大外を回し、内から来た3歳1勝馬を迎え入れ併入とした。デキ落ちはなく、順調と言える。【6】

■タイキヴァンクール 浜中騎手騎乗、栗東CW併せ馬。古馬1勝クラスを追走。まずまずの折り合いで進み、ラストは溜めたほどの切れはなかったものの目標の相手に馬なりで併入としている。前走GIで走った反動は少なからずありそうだが、順調な部類だろう。【6】

■タイセイレスポンス 横山和騎手騎乗、栗東CW併せ馬。3歳馬2頭を大きく追走する3頭併せ。手応えこそやや見劣ったが、直線でジワッと脚を伸ばしてそれぞれに先着を果たしている。先週の坂路では好タイムをマークできており、この馬なりに安定している。【6】

■テイエムリステット 酒井騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。未勝利馬を問題にせず、楽にアオッてから抜け出し2馬身の先着を果たした。時計は水準級ながら、踏み込みは力強いし、気持ちの乗りも上々。引き続き好調と言える。【7】

■デルシエロ 助手騎乗、栗東坂路単走。変則中1週を考慮し13-13ペースの軽い内容。一定の素軽さはあり、デキ落ちは感じられない。この馬なりに順調。【6】

■ナイトスラッガー L.モリス騎手騎乗、栗東ポリ併せ馬。終いに強い負荷を掛けられ、追走していた2頭を豪快に交わして最先着を果たした。大型馬がデビューから2戦使われ、好気配にありそう。【7】

■ノボリショウリュウ 角田河騎手騎乗、栗東坂路単走。終い重点で鞍上とのコンタクトを深めるような内容。体幹が安定しないのか、まとまりを欠く走りでラストも伸びあぐねた。先週のCW追いでも切れを欠いていたし、初戦を使われての上積みは強調しづらい。【5】

■ノーブルロジャー 川田騎手騎乗、栗東坂路単走。大晦日のCW3頭併せが実質の最終追い。今週は川田騎手が反応を確認する程度だった。やや踏み込みは浅いものの、一定の素軽さを保って加速できていた。持てる力は出せる状態。【6】

■バレルターン 西村淳騎手騎乗、栗東坂路単走。自厩舎の馬の真後ろでじっくり我慢させる調整。最後まで併せに行かずリズム重視に徹したが、力まずスムーズに加速できていたのはいい。あとひと追い欲しい印象もあるが、悪くない仕上がり。【6】

■フェリーニ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週CW併せ馬で猛時計をマークしたのが実質の最終追い。今週は終いの切れに磨きを掛けることに主眼を置いたような内容だった。序盤はリズム重視で脚を溜め、ラスト1Fで気持ちを乗せて加速。メリハリのある動きに好感が持てる。好気配。【7】

■メイショウサチダケ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。逃げ戦法を意識して後方からの相手を迎え撃つ内容。テンションを上げずしっかり折り合って登坂し、いい手応えを保ったまま一杯に追われた相手を迎え入れてのフィニッシュだった。意図した通りの動きができた点は評価していい。上々の攻め気配。【7】

■ラーンザロープス 助手騎乗、栗東坂路単走。非力でいかにも坂路は不得手そうだが、終いにしっかり負荷を掛けられこの馬なりにジワッと伸びた。時計は平凡ながら攻め強化には好感が持てる。まだ良化の余地は残すものの、悪くない状態。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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素質馬エコロブルーム期待

日刊スポーツ賞・シンザン記念(G3、芝1600メートル)は、年始3日間開催の最終日、1月8日に行われる。

素質馬エコロブルーム(牡3、加藤征)が重賞初Vを目指す(年齢は24年表記)。新馬戦は重馬場で3着に敗れたが、前走の未勝利戦が強い勝ちっぷり。好位から上がり最速33秒2の豪脚を繰り出し、4馬身差で圧勝した。半兄は21年きさらぎ賞を制したラーゴム。弟も早くから軌道に乗りそうだ。

新馬戦の内容が良かったノーブルロジャー(牡3、吉岡)も楽しみな1頭。レースセンスが抜群で、初戦は2番手からメンバー最速の上がりで快勝した。たたいた上積みも見込め、開幕週の京都で押し切りを狙う。

ゼルトザーム(牡3、加用)は函館2歳Sの勝ち馬。距離は課題だが、芝&ダート兼用の脚力は特筆で、実績でも断然の存在だ。

他にも、末脚が魅力のアルトゥーム(牡3、藤岡)、良血馬のナイトスラッガー(牡3、小栗)、内回りとはいえ京都芝1600メートルで勝っているフェリーニ(牡3、橋口)など、素質馬がそろう。