阪神

11R

朝日フューチュリティS

芝1,600m

外回りコースを使用。向正面の中間やや左からのスタートで、3コーナーまでの距離は444m。コーナーは非常にゆったりしており、緩やかな下り坂。最後の直線は473.6m(Aコース時)で、残り200m~80mの間に高低差1.8mの急坂が待ち構えている。内回りに比べペースが落ち着きやすく、瞬発力勝負になりやすい。


03-01-05 @1,280



馬連6点

03.08-01.02.06

過去10年

1人気 (4-2-2-2)
2人気 (2-3-1-4)
3人気 (1-1-2-6)
4人気 (1-0-1-8)
5人気 (0-0-1-9)
6人気以下(2-4-3-104)


牝馬(0-0-1-6)


前走

0.6秒以上負け(0-0-0-30)

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騎手
川田将雅(45-16-25-70) 28.8% 39.1% 55.1%
ルメール(18-13-11-39) 22.2% 38.3% 51.9%
武豊  (16-26-11-99) 10.5% 27.6% 34.9%
松山弘平(14-21-14-152) 7.0% 17.4% 24.4%
浜中俊 (14-6-10-90) 11.7% 16.7% 25.0%
岩田望来(13-16-15-121) 7.9% 17.6% 26.7%
幸英明 (13-14-20-155) 6.4% 13.4% 23.3%
坂井瑠星(11-17-10-84) 9.0% 23.0% 31.1%
鮫島克駿(10-11-10-85) 8.6% 18.1% 26.7%
池添謙一(7-8-17-95)  5.5% 11.8% 25.2%
M.デム(8-9-11-48)  10.5% 22.4% 36.8%
団野大成(4-7-10-76)  4.1% 11.3% 21.6%
古川吉洋(3-3-3-50)   5.1% 10.2% 15.3%
横山武史(1-1-6-20)   3.6% 7.1% 28.6%
ムルザバ(1-1-1-4)   14.3% 28.6% 42.9%
津村明秀(0-0-0-3)   0.0% 0.0% 0.0%
マーカン(0-0-0-1)   0.0% 0.0% 0.0%

種牡馬
ロードカナロア  (26-26-24-224) 8.7% 17.3% 25.3%
エピファネイア  (18-16-15-120)10.7% 20.1% 29.0%
モーリス     (14-9-16-88) 11.0% 18.1% 30.7%
キズナ      (11-15-9-110) 7.6% 17.9% 24.1%
ブラックタイド  (2-5-8-54)   2.9% 10.1% 21.7%
リアルインパクト (2-1-4-25)   6.3% 9.4% 21.9%
エイシンヒカリ  (1-0-0-9)   10.0% 10.0% 10.0%
スワーヴリチャード(0-1-2-3)   0.0% 16.7% 50.0%
デクラレーションオ(0-0-1-10)   0.0% 0.0% 9.1%
ビッグアーサー  (0-0-0-10)   0.0% 0.0% 0.0%
ヤマカツエース  (0-0-0-3)   0.0% 0.0% 0.0%
Palace Malice   (0-0-0-0)
バンドワゴン   (0-0-0-0)


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朝日杯FS(GI、阪神、芝1600m)

■アスクワンタイム 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬1勝クラスを追走。気性面を考慮し、体を離して併せざるを得なかったようだが、追われて力強く伸び2馬身の先着を果たしている。先週のCW併せ馬で最後に止めてしまっていたことを考えれば、多少なりともマシか。ひと息入っていた前走から前進。【6】

■エコロヴァルツ 武豊騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。1週前にCW併せ馬で強い負荷を掛けており、今週は鞍上が感触を確かめることに専念したような内容。古馬1勝クラスを追い、序盤はじっくり我慢させる。相手の鞍上が振り返るほどに仕掛けを遅らせたが、満を持して促されると体を大きく使って鋭伸。馬なりのまま2馬身先着とした。中間の動きも申し分なく、4カ月ぶりを感じさせない好気配。【7】

■エンヤラヴフェイス 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬2勝クラスに並び掛け、やや力みが目立つものの最後は重心を沈めて抜け出し3馬身ほどの先着を果たした。先週は未勝利馬に弄ばれていたが、今週は気持ちがしっかり入ってきたきたようだ。順調と言える。【6】

■オーサムストローク 坂井騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬2勝クラスに外から並び掛け、4角手前から取り付いていく。直線半ばまで相手に合わせるように併走し、手前を替えてから最後は半馬身ほど抜け出した。道中の落ち着きぶり、機敏なギアチェンジと精神面はかなり高いレベルにありそう。体も柔軟に使えており、絶好の態勢。【8】

■クリーンエア 鮫島駿騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬3勝クラスを追走。序盤はやや掛かり気味でも、しっかり脚は残っており外から力強く取り付いて併入とした。先週はやや物足りない動きだったが、これだけ走れれば問題ないだろう。前走を使われての上積みはありそう。【6】

■サトミノキラリ 津村騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置き、直線では左右2頭に挟まれる3頭併せ。序盤はしっかり折り合って進み、タイトに挟まれた直線でもリズムを崩さずしっかり脚を伸ばして1頭に先着、1頭と併入した。あと少し切れは欲しいところだが、この馬なりに順調。【6】

■ジャンタルマンタル 川田騎手騎乗、栗東坂路単走。先に行く他厩舎の馬を視界に入れ、若干だけ力み加減ではあったが脚をしっかり残して登坂。ラストはまったくの馬なりを保ち軽快にギアチェンジして伸びた。活気十分で、体調はかなり良さそう。高いレベルで安定。【7】

■シュトラウス 黛騎手騎乗、美浦坂路併せ馬。やや掛かり気味も鞍上がしっかり制御。追われてバタつく先行馬へ楽に取り付いてアオると、最後は自然と抜け出して半馬身ほどの先着とした。時計が速くなり過ぎたのは誤算かもしれないが、最後まで馬なりを保てていたのはいい。好調。【7】

■ジューンテイク M.デムーロ騎手騎乗、栗東CW併せ馬。ゆったり行かせ、直線に入って外から来る2頭をいったん待ってから再加速する3頭併せ。新馬、未勝利馬が相手だったとはいえ、緩いペースのなか集中して脚を溜め、相手が迫ってくるとジワッとギアを上げ突き放したあたり、いかにも精神面で充実している感がある。中1週を感じさせない好気配。【7】

■セットアップ 木幡育騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。輸送を考慮し、終いに重点を置いた内容。直線で2頭の間から楽に抜け出し先着を果たしたが、相手が走らな過ぎた感があり、セットアップ自身の切れはそこまでではなかったか。それでも全体的な力感はあり、気持ちも入っていたのはいい。持てる力は出せそう。【6】

■タイキヴァンクール 浜中騎手騎乗、栗東CW併せ馬。古馬1勝クラスを外からマクっていく実戦想定の内容。相手が稽古駆けするタイプとあって直線での手応えは若干見劣る。それでもお釣りを残してジワッと伸び、半馬身の先着とした。先週は目一杯の負荷を掛けられており、体調は良さそう。自分の競馬はできるのでは。【6】

■タガノエルピーダ 団野騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。未勝利に取り付き楽に併走。坂の途中で手前を替えると一気に加速し、余力十分のまま3馬身の先着を果たした。阪神JFの除外は織り込み済みだったようで、ここへ来てさらに気配を上げてきた感がある。【7】

■タガノデュード 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。目標とした未勝利馬に楽々取り付き、坂の半ばで手前を替えると重心を沈めて一気に抜け出す。そこからフワりとさせないよう鞍上が少しだけ気合いを入れると、さらに鋭く加速して5馬身の先着とした。使い詰めを感じさせず、好調維持。【7】

■ダノンマッキンリー 福永師騎乗、栗東CW単走。気性面に課題がある馬で、序盤にゆったり入る形。やや行きたがる面は見せたものの、鞍上が抑えるとラストは溜めた脚をしっかり弾けさせた。先週の攻めが軽めだったのが気になるが、この動きなら問題なさそう。好調キープ。【7】

■ナムラフッカー 松山騎手騎乗、栗東坂路単走。先週CW併せ馬で負荷を掛けており、今週は終い重点の内容。序盤はまずまず折り合っていたが、ラストで気持ちが乗らなかったのか溜めたほどの脚は使えなかった。前走時ほどのデキにはなさそう。【5】

■バンドシェル 助手騎乗、栗東坂路単走。先週自己ベストを更新する時計を出しており、今週は脚捌きを確認する程度。序盤はピタッと折り合い、ラストも集中を切らさずリズミカルに加速できていた。ブレの少ないシャープなフォームで走れていたのは好感。上積みは大きそう。【7】

■ミルテンベルク B.ムルザバエフ騎手騎乗、栗東CW併せ馬。オープン馬ペプチドナイルを追走し、直線入口で取り付いて併走。手応えはやや見劣ったが、相手を考えれば致し方ない面もあるか。気持ちはそれなりに乗せて走れており、踏み込みも力強かった。大幅上積みはどうかも、力を出せる状態。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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ジャンタルマンタル 無傷3連勝へ

17日の阪神で行われる2歳マイル王決定戦・朝日杯FS(G1、芝1600メートル)では、ジャンタルマンタル(高野)がデビュー3連勝を目指す。新馬戦を完勝すると、デイリー杯2歳Sも力の違う勝ちっぷりで重賞制覇。レースセンス抜群で、ポテンシャルも高い。2回使ったがさらに上積みも見込め、G1でも好レース必至だろう。

良血シュトラウス(武井)が強敵か。新馬戦を9馬身差で圧勝するも、サウジアラビアRCは出遅れて折り合いを欠き3着に敗れた。前走東スポ杯2歳Sは好位から抜け出して重賞初勝利。まだ粗削りだが能力は秘めており、マイルに戻るのも歓迎。折り合って運べるようなら押し切ってもいい。

セットアップ(鹿戸)は未勝利戦、札幌2歳Sと連勝中。前走は逃げて後続を突き放し、4馬身差で圧勝した。1800メートルで逃げて連勝中だが、距離短縮はプラスとなりそう。休み明けと直線の長い阪神がどうかだが、楽しみは十分ある。

デビュー2連勝中のエコロヴァルツ(牧浦)も差はない。行きっぷりのいい馬で前走コスモス賞は向正面から逃げる形になったが、それでも直線はメンバー最速の上がりを発揮して6馬身差で圧勝。気性的に休み明けは苦にしなさそうで、ここでも一発ある。

ダノンマッキンリー(藤原英)は新馬戦、秋明菊賞と1400メートルで勝ってきた。前走は出遅れながらも、ラストは上々の末脚を披露。マイルは許容範囲で、うまく末脚を生かせるようなら上位争いに加わる。

そのほか、デイリー杯2歳S2着のエンヤラヴフェイス(森田)、未勝利戦とベゴニア賞を連勝したオーサムストローク(伊藤圭)、小倉2歳Sの覇者アスクワンタイム(梅田)などの素質馬がそろう。