東京

12R

ジャパンカップ

芝2,400m

日本ダービーやジャパンCが行われる、中央競馬を代表するコース。正面スタンド前の直線半ばがスタート地点で、ゴール板を一度通過しコースを1周する。最初の1コーナーまでの距離は約350m(Aコース時)。直線は525.9m。基本的にはスローペースからの上がり勝負も、上級条件では総合的な能力が試される。


02-01-17


馬連

03.10-01.02.10


過去10年

1人気 (5-1-2-2)
2人気 (0-2-3-5)
3人気 (2-2-1-5)
4人気 (2-1-1-6)
5人気 (1-2-0-7)
6人気以下(0-2-3-111)


6歳以上(0-0-1-49)


8枠(0-0-1-26)


前走

1.0秒以上負け(0-0-3-36)

10着以下(0-1-2-29)


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騎手

ルメール(41-27-9-35)36.6% 60.7% 68.8%
M.デム(10-5-11-42)14.7% 22.1% 38.2%
戸崎圭太(9-16-7-69) 8.9% 24.8% 31.7%
川田将雅(6-8-4-24) 14.0% 34.9% 44.2%
三浦皇成(8-7-13-53) 9.9% 18.5% 34.6%
和田竜二(4-1-1-17) 17.4% 21.7% 26.1%
吉田豊 (2-1-6-42)  3.9% 5.9% 17.6%
モレイラ(2-1-2-1)  33.3% 50.0% 83.3%
横山和生(0-3-0-16)  0.0% 15.8% 15.8%
ドイル (0-1-0-1)  0.0% 50.0% 50.0%
マーカン(0-0-1-4)  0.0% 0.0% 20.0%
黛弘人 (0-0-1-4)  0.0% 0.0% 20.0%
荻野極 (0-0-1-4)  0.0% 0.0% 20.0%
藤田菜七(0-0-1-8)  0.0% 0.0% 11.1%
ビュイッ(0-0-0-4)  0.0% 0.0% 0.0%
田中学 (0-0-0-0)
吉村智洋(0-0-0-0)
ヴェロン(0-0-0-0)

種牡馬
ハーツクライ   (20-11-12-136)11.2% 17.3% 24.0%
ハービンジャー  (11-13-6-82)  9.8% 21.4% 26.8%
ドゥラメンテ   (9-5-6-26)  19.6% 30.4% 43.5%
ロードカナロア  (5-3-1-19)  17.9% 28.6% 32.1%
ゴールドシップ  (4-6-10-77)  4.1% 10.3% 20.6%
エイシンフラッシュ(3-0-4-21)  10.7% 10.7% 25.0%
キズナ      (2-6-6-28)   4.8% 19.0% 33.3%
キタサンブラック (2-2-2-15)   9.5% 19.0% 28.6%
ローズキングダム (0-1-0-4)   0.0% 20.0% 20.0%
シルバーステート (0-0-2-7)   0.0% 0.0% 22.2%
エスポワールシチー(0-0-0-0)

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ジャパンC(GI、東京、芝2400m)

■イクイノックス 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。いつも通り2頭の真ん中に割って入る3頭併せ。序盤はやや行きたがったようだが、すぐに収まりがつきタイトに挟まれた直線ではスムーズに加速できていた。1週前の全体時計も速く、レコード勝ちした前走の反動はそこまで気にしなくていいだろう。高いレベルで安定。【7】

■イレジン 中間の速い時計はここまでなし。来日前に強い負荷の調教をこなしており、このまま軽めの調整で臨む見込みだ。海外遠征は初だが、連戦に強いタイプ。中18週の休養明けから3戦目ならば、余力はまだあると考えていいだろう。【6】

■インプレス 助手騎乗、栗東CW併せ馬。2歳未勝利を外で先導し折り合いを確認する内容。併走となった直線では相手の勢いが勝る場面があったものの、ジワッと脚を伸ばし併入としている。気合い乗りの点で物足りなさがあるが、中間の負荷は十二分で体調は良さそう。前走よりいい状態で走れる。【6】

■ウインエアフォルク 藤田菜騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。2歳1勝馬を追走し、直線入口で取り付いてから併走。手応え優勢のまま、相手に合わせるように併入とした。仕掛けへの反応は機敏で、滑らかな加速は好印象。現時点での能力はフルに出せそうだ。【7】

■ヴェラアズール 助手騎乗、栗東坂路単走。終い重点の単走調整。踏み込みが浅く、全体的な力強さはいまひとつながら、ブレの少ないフォームで走れていたことは評価できる。中間にしっかり本数はこなしているし、昨年ほどの迫力こそないが、前走からは着実に前進。【6】

■クリノメガミエース 厩務員騎乗、西脇ダート単走。1週前に速い時計を出しており、遠征を控えた今週は脚捌きを確認する程度。力まず、ラストは溜めた分しっかり加速できていた。いつも通りの調整過程で臨めそうで、この馬なりに順調と言える。【6】

■ショウナンバシット 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。阪神JFへ出走を予定しているクイックバイオと併走。序盤からある程度速いペースで進んだ分、ラストでやや勢いが鈍ったものの、お釣りを残した手応えで併入にまとめていた。中間は軽めで菊花賞を走った反動は少なからずありそうだが、極端なデキ落ちまではなさそう。この馬の競馬はできるだろう。【6】

■スタッドリー 小坂騎手騎乗、栗東CW併せ馬。序盤からある程度スピードに乗せていく、意欲的な3頭併せ。左右からタイトに挟まれた直線では気持ちをしっかり乗せて力強く伸び、最先着とした。これまでの終い重点から速い全体時計を出す最終調整に切り替えたのがどう出るかだが、間違いなく体調は良さそう。好仕上がりだ。【7】

■スターズオンアース W.ビュイック騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬2勝クラスを1秒以上追走。コーナーワークで取り付いていく際ややモタついたものの、併走に持ち込んでからは脚力の違いを示すように手応え優勢でアオり、最後は1馬身抜け出した。あと少し素軽さが欲しいところで、まだ良化の余地はありそうだが、ひとまず走れる状態。【6】

■タイトルホルダー 横山和騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先週強い負荷を掛けており、今週は反応と操縦性の確認に徹した内容。それでも自然と速いラップを刻み、併走に持ち込んでからは引っ張り切りの手応えのまま併入としている。一頓挫明けで手探り感のあった前走を使われ、グンと良くなった印象。本調子にある。【7】

■ダノンベルーガ J.モレイラ騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。外先導で内の2頭を迎え入れる3頭併せ。直線入口でいったん併走状態とし、敢えて遅らせての仕掛けにいい反応を示して1頭に先着、1頭と併入とした。メリハリがあり精神面はかなりいい状況だろう。やや急仕上げな感があった前走からの上積みは顕著だ。【7】

■チェスナットコート 井上幹騎手騎乗、園田ダート単走。終い重点の内容。序盤はやや行きたがっており、その分ラストでやや伸びあぐねた印象。4カ月ぶりだった前走からの上積みは強調しづらい。【5】

■ディープボンド 和田竜騎手騎乗、栗東CW単走。1週前の併せ馬で強い負荷を掛けており、最終追いはいつも通り単走・終い重点。直線に入ってやや気乗りしないような雰囲気はあったが、外後方から来た別組の併せ馬を察知してからしっかり加速。最後は四肢を柔軟に使って伸びた。まだ良化の余地はありそうだが、前走からは着実に前進。【6】

■ドウデュース 助手騎乗、栗東ポリ併せ馬。先週のCW併せ馬で速い時計を出したのが実質の最終追い。今週はポリ併せ馬で折り合いや操縦性の確認に徹した。併走に持ち込んでからはグンと重心を沈め、楽に回転数をアップ。素軽さ満点の走りで併入とした。気迫十分といった雰囲気にあり、気配は一気に上昇。【7】

■トラストケンシン 助手騎乗、美浦坂路単走。無理をさせず、折り合いに専念したような内容。馬場が荒れた時間帯だったにしても、ラストは溜めたほどの脚を使えず切れを欠いた。9カ月ぶりを考えると中間の負荷はいかにも物足りないし、ここを使ってからか。【4】

■パンサラッサ 助手騎乗、栗東坂路単走。テンション面を気遣ってか、序盤はリズムを重視した終い重点の内容。混雑した馬場でもまずまず自分の走りに集中できており、ラストは溜めた脚をしっかり弾けさせていた。日曜にCWで猛時計を出すなどいかにも急仕上げな感は否めないが、この動きなら恥ずかしくない競馬はできるのでは。【6】

■フォワードアゲン 助手騎乗、美浦ウッド単走。先週速い全体を出したのが実質の最終追い。今週は折り合いに専念し、ラストの反応を確かめた程度だった。上々の落ち着きを保って進み、ラストもジワッとではあるが楽に加速できていた。悪くない状態。【6】

■リバティアイランド 川田騎手騎乗、栗東CW併せ馬。1秒近く先行させた相手を目標に進む。直線に入ってもまだ差は大きかったが、鞍上の軽い促しに鋭く反応。抜群の切れ味を発揮し、並ぶ間もなく抜き去って2馬身の先着を果たした。いささか切れに物足りなさがあった前走時の最終追いとは格段の差と言える内容。文句なしの好気配。【8】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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イクイノックス6連勝へ

超豪華メンバーが集結するジャパンC(G1、芝2400メートル)がいよいよ26日、東京競馬場で行われる。

主役は世界ランキング1位のイクイノックス(牡4、木村)だ。秋初戦の天皇賞・秋では衝撃のコースレコードでG1・5連勝。従来記録を0秒9も上回る1分55秒2で完勝し、ずばぬけた能力を見せた。中間も順調で、どんな競馬もできるタイプ。普通に走れば6連勝が濃厚だ。

もう1頭の主役はG1・4連勝中のリバティアイランド(牝3、中内田)。こちらも圧倒的な強さで牝馬3冠を制し、非凡なポテンシャルを持っている。今回は初の古馬相手で、トップレベルの牡馬との対戦となるが、その高い能力と古馬牡馬との4キロ差があれば通用しても不思議はない。

昨年のダービー馬ドウデュース(牡4、友道)は巻き返しを狙う。天皇賞・秋は7着に敗れたが、長期休養明けもあり結果は度外視。レース当日のアクシデントで武豊騎手が乗れない不運もあった。たたき2戦目、イクイノックスを破ったダービーと同じ舞台で真価が問われる。

G1・3勝馬タイトルホルダー(牡5、栗田)も楽しみな1頭。休み明けの前走オールカマーは2着に敗れたが、単騎で先行力が生きる競馬になれば、そのままも十分ある。

昨年の覇者ヴェラアズール(牡6、渡辺)はこの1年がひと息だが、徐々に良化ムード。得意の舞台で展開が向けば、上位に食い込んでいい。

昨年の2冠牝馬スターズオンアース(牝4、高柳瑞)は天皇賞・秋を爪の不安で回避し、仕切り直しの一戦。大阪杯で鼻差2着に健闘しているように、牡馬相手でも力差はない。

他にも、G1・2着4回のディープボンド(牡6、大久保)、ドバイターフ2着のダノンベルーガ(牡4、堀)に、チャンピオンズCと両にらみのパンサラッサ(牡6、矢作)などメンバーは多彩。

もちろん、フランスから参戦するG1・2勝馬イレジン(せん6、J・ゴーヴァン)も侮れない。