東京

11R

天皇賞•秋

芝2,000m

1コーナー奥のポケットがスタート地点で、コーナーは3つ。最初の2コーナーまでの距離は約130m。直線は525.9mで、新潟外回りに次ぐ日本で2番目の長さ。3コーナー手前に高低差1.5m、最後の直線途中に高低差2.1mの上り坂が設けられている。3~4コーナーは緩やかなカーブ。


07-06-09


過去10年

1人気 (6-2-1-1)
2人気 (1-2-2-5)
3人気 (1-1-1-7)
4人気 (0-1-1-8)
5人気 (2-1-0-7)
6人気以下(0-3-5-99)


7歳以上(0-0-0-22)


前走

10人気以下(0-0-0-17)

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騎手

ルメール(51-19-24-50)35.4% 48.6% 65.3%
横山武史(11-7-9-55) 13.4% 22.0% 32.9%
菅原明良(6-5-3-38)  11.5% 21.2% 26.9%
川田将雅(5-9-3-23)  12.5% 35.0% 42.5%
岩田康誠(3-5-3-32)  7.0% 18.6% 25.6%
松山弘平(3-4-1-18)  11.5% 26.9% 30.8%
モレイラ(3-1-1-3)  37.5% 50.0% 62.5%
武豊  (2-8-4-20)  5.9% 29.4% 41.2%
横山和生(2-1-3-29)  5.7% 8.6% 17.1%
藤岡佑介(2-1-0-12)  13.3% 20.0% 20.0%
西村淳也(0-0-0-2)   0.0% 0.0% 0.0%

種牡馬
ディープインパクト(34-38-33-187)11.6% 24.7% 36.0%
ハーツクライ   (20-26-23-140) 9.6% 22.0% 33.0%
モーリス     (11-8-4-28)  21.6% 37.3% 45.1%
ロードカナロア  (7-13-10-48)  9.0% 25.6% 38.5%
ルーラーシップ  (6-10-11-74)  5.9% 15.8% 26.7%
キタサンブラック (6-5-1-17)  20.7% 37.9% 41.4%
ヴィクトワールピサ(6-2-4-43)  10.9% 14.5% 21.8%

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天皇賞・秋(GI、東京、芝2000m)

■アドマイヤハダル 助手騎乗、栗東CW単走。道中はやや集中を欠いていたようだが、直線半ばで手前を替えてからは重心をしっかり沈め、力強く駆け抜けた。前走時にある程度仕上がっており、大幅上昇はどうかもこの馬なりに順調。【6】

■イクイノックス 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置いて入り、直線では左右からタイトに挟まれるいつも通りの調整。終始落ち着いて進み、直線でも加速してきた左右の動きに自然体で対応する。スムーズに加速し、外の1頭に先着。内の相手に合わせるようにして併入とした。盤石の態勢。【7】

■エヒト 助手騎乗、栗東坂路単走。先週の金曜日に坂路4F50秒0を出しており、これが実質の最終追い。今週は流す程度の内容で終いだけ伸ばした。時計はこの馬としては平凡ながら、ラストはしっかり加速できていた。休養明け4戦目で大きな上積みはどうかも、デキ落ちはなく順調。【6】

■ガイアフォース 西村淳騎手騎乗、栗東坂路単走。1週前にキャリア初となるCW追いをこなしており、負荷は十分。今週はメリハリを意識した終い重点の内容消化となった。落ち着いたペースでも力まずシャープな走りで登坂。機敏に手前を替え、ラストはブレのないフォームで鋭く加速できていた。単走とは思えない気迫が感じられたのもいい。絶好調。【8】

■ジャスティンパレス 高倉騎手騎乗、栗東坂路単走。先週、横山武騎手が騎乗しCWで併せられたのが実質の最終追い。輸送を控えた今週は脚捌きを確認する程度の内容だった。ラストの促しに若干だけ鈍さを感じさせたが、ギアが入ってからの伸びは上々の部類。まだ良化の余地を残すものの、自分の力は出せそう。【6】

■ジャックドール 助手騎乗、栗東CW単走。序盤から前向きで躍動感のある雰囲気で進んでいき、それでいて折り合いも上々。ラストは溜めた脚をスムーズに弾けさせることができていた。先週は引っ掛かり気味の入りからラストで大きく手が動いていたが、今週は一気に素軽さアップ。いい状態に仕上がった。【6】

■ダノンベルーガ J.モレイラ騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。同じレースに出走するヒシイグアスと最終スパーリング。外からマクって併走に持ち込み、手応え優勢で併入としている。あと少し鋭さは欲しいところだが、この馬なりに気持ちを乗せて踏み込めていた。自分の競馬はできそう。【6】

■ドウデュース 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前のCW3頭併せでほぼ仕上がったと判断されたようで、輸送を控える今週は坂路単走で息を整える程度の調整を選択。序盤から活気にあふれる行きっぷりを見せて登坂し、ラストまで余裕の手応えを保ちながら力強い伸びを披露した。機敏さでやや物足りなさは感じるものの、海外遠征を挟んでの7カ月ぶりを考えれば悪くない。走れる状態だ。【6】

■ノースブリッジ 岩田康騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。準オープン馬を6馬身追走する意欲的な内容。ラストは敢えて仕掛けを遅らせ、満を持してゴーサインを送られると機敏な反応から取り付いて最後は半馬身ほど抜け出した。中間は自己ベストに迫る数字を出すなど、攻めを強化。上積みは大きそうだ。【7】

■ヒシイグアス 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。同じく天皇賞・秋に出走するダノンベルーガとの併せ馬。2馬身ほど先行して入ったが外から来た相手にアオられ気味となり、手応え劣勢でなんとか併入に持ち込んでいる。もともと稽古は地味なタイプではあるが、それを考慮しても物足りない。ギリギリ及第点のデキか。【5】

■プログノーシス 中内田師騎乗、栗東CW単走。指揮官が息遣いを確認するような終い重点の内容。序盤はいい意味で“遊び”のあるリラックスした雰囲気で進む。手前を替えてからは一気にギアを上げ、いい手応えのまま鋭く脚を伸ばした。先週の動きも申し分なく、ひと息入った影響は感じられない。能力全開に期待できる。【7】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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イクイノックスG1・5連勝へ

超豪華メンバーがそろう天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)は、29日に東京競馬場で行われる。

昨年の年度代表馬イクイノックス(牡4、木村)が秋初戦を迎える。昨年のこのレースでG1初制覇を決めると、有馬記念、ドバイシーマC、宝塚記念とG1を4連勝。特に後続を寄せつけずに逃げ切ったドバイシーマCの勝ちっぷりが強烈で、レーティングでは世界1位に君臨する。中間も順調そのもので連覇の可能性は高い。

強敵は同世代のダービー馬ドウデュース(牡4、友道)だ。昨年の凱旋門賞は雨と馬場に泣いて大敗したが、帰国初戦となった2月の京都記念では力の違う勝ち方を披露。ドバイターフは左前肢ハ行で出走取り消しとなったが、中間は入念に乗り込まれて力を出せる態勢が整っている。ダービーを勝った東京で、強いパフォーマンスが期待できそうだ。

同じく4歳のジャスティンパレス(牡、杉山晴)も好勝負だろう。昨年のダービーは9着だったが、昨秋から力をつけて、今春は阪神大賞典、天皇賞・春を連勝した。宝塚記念でもイクイノックスから0秒2差の3着に好走しており、2000メートルも許容範囲だ。

スターズオンアース(牝4、高柳瑞)は昨年の桜花賞、オークスを制して牝馬2冠を達成。今春の大阪杯では鼻差2着と、牡馬相手でも強い競馬を見せた。東京芝2000メートルは初めてだが、ぴったりの舞台だろう。

プログノーシス(牡5、中内田)はG1未勝利だが能力は相当だ。3走前の金鯱賞で重賞初制覇を飾り、香港のクイーンエリザベス2世Cでは強敵相手に2着。前走の札幌記念は4馬身差で圧勝した。完全開花した感のあるディープインパクト産駒で、持ち前の末脚を生かせれば楽しみだ。

他にも、3歳で挑んだ昨年のこのレースで3着に健闘したダノンベルーガ(牡4、堀)、展開利がありそうな大阪杯の覇者ジャックドール(牡5、藤岡)も一発の力を備える。