阪神

11R

セントウルステークス

芝1,200m

内回りコースを使用。向正面直線やや左がスタート地点で、3コーナーまでの距離は243m。スタート直後から緩やかな下り坂で、3~4コーナー途中の残り800m地点から勾配がきつくなる。最後の直線は356.5m(Aコース時)で、残り200m~80mの間に高低差1.8mの急坂が待ち構えている。


▲01ロンドンプラン5着

◯05ジャングロ6着

◯06ビッグシーザー10着

▲12ブトンドール12着

▲14スマートクラージュ3着




過去10年

1人気 (7-3-0-0)
2人気 (1-3-2-4)
3人気 (0-0-2-8)
4人気 (1-0-3-6)
5人気 (0-0-1-9)
6人気以下(1-4-2-89)


6歳以上(0-3-5-60)


関東馬(1-1-0-24)


前走

1,200m10人気以下(0-0-1-33)


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騎手

武豊  (12-9-6-26)22.6% 39.6% 50.9%
藤岡康太(6-6-3-45) 10.0% 20.0% 25.0%
幸英明 (6-4-8-65) 7.2% 12.0% 21.7%
鮫島克駿(5-3-6-40) 9.3% 14.8% 25.9%
岩田望来(4-5-6-33) 8.3% 18.8% 31.3%
吉田隼人(3-1-1-27) 9.4% 12.5% 15.6%
角田大河(3-0-0-8) 27.3% 27.3% 27.3%
富田暁 (2-1-3-24) 6.7% 10.0% 20.0%
藤岡佑介(2-1-2-28) 6.1% 9.1% 15.2%
川須栄彦(2-0-1-30) 6.1% 6.1% 9.1%
団野大成(1-6-3-32) 2.4% 16.7% 23.8%
池添謙一(1-1-3-23) 3.6% 7.1% 17.9%
菱田裕二(1-0-3-16) 5.0% 5.0% 20.0%
戸崎圭太(0-2-1-6)  0.0% 22.2% 33.3%
横山典弘(0-1-1-9)  0.0% 9.1% 18.2%

種牡馬
ロードカナロア  (24-22-13-109)14.3% 27.4% 35.1%
ビッグアーサー  (5-3-5-13)  19.2% 30.8% 50.0%
キズナ      (3-6-4-39)   5.8% 17.3% 25.0%
モーリス     (3-1-3-20)  11.1% 14.8% 25.9%
ディープインパクト(2-9-6-60)   2.6% 14.3% 22.1%
ルーラーシップ  (2-3-2-16)   8.7% 21.7% 30.4%
More Than Ready  (1-0-0-0)   100.% 100.% 100.%
レッドスパーダ  (1-0-0-3)   25.0% 25.0% 25.0%
エイシンヒカリ  (1-0-0-9)   10.0% 10.0% 10.0%
ヴィクトワールピサ(0-3-4-14)   0.0% 14.3% 33.3%
グラスワンダー  (0-0-0-8)   0.0% 0.0% 0.0%
Caravaggio    (0-0-0-1)   0.0% 0.0% 0.0%
グレーターロンドン(0-0-0-1)   0.0% 0.0% 0.0%

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セントウルS(GII、阪神、芝1200m)

■アグリ 横山典騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。5馬身先行していた古馬1勝クラスへ取り付き、坂の手前から併走。相手の手応えがやや優勢で、最後は切れ負けしてのクビ差遅れに終わったが、アグリ自身素軽くギアを上げ加速ラップでまとめていた。海外遠征帰りで4カ月ぶりということを考えれば悪くない仕上がり。【6】

■ヴァトレニ 長谷川師騎乗、栗東坂路単走。札幌で走ってからの中1週となるため、指揮官が息遣いを確認する程度の内容。ラストは楽な手応えののまま伸びており、目立った疲れはなさそうだ。大幅上積みはどうかも、この馬なりに順調。【6】

■エイシンスポッター 角田河騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬1勝クラスと併せられ、ラストに仕掛けられると豪快に伸びて2馬身の先着を果たした。計時はエラーとなったが併走馬の計時から推定して4F52秒台前半か。先週も豪快な伸びを示しており、2カ月ぶりを感じさせない好気配。【7】

■ジャングロ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。稽古駆けする古馬2勝クラスに取り付き、アオりつつ併走。ラストで促されるとスッと体を沈めてさらに加速し、1馬身の先着を果たした。長期休養明けを使われての反動は感じられず、一気に気配上昇と言える。【7】

■スマートクラージュ 岩田望騎手騎乗、栗東坂路単走。先週自己ベストを更新する速い時計を出しており、今週は鞍上との意思疎通を深めるような内容に留まる。まったくの馬なりながら馬場の真ん中をブレなく集中して走り、手前を替えてからの加速も抜群。中9週とひと息入っているとは思えない、絶好の仕上がりだ。【8】

■ディヴィナシオン 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前追いに団野騎手が騎乗し、しっかり負荷を掛けている。したがって今週は脚捌きを確認する程度の内容となった。終いにグイグイ追われ、2F12秒2-12秒1(一杯)と失速せずいい脚を披露。中9週とひと息入れて攻めを強化しているのは好感が持てるし、持てる力をフルに発揮できそう。【7】

■テイエムスパーダ 富田騎手騎乗、栗東坂路単走。中2週となるので単走・終い重点の軽い内容。全体的な力強さはあったものの、仕掛けへの反応にモタつく場面があったのは気になる。良くて平行線か。【5】

■ドルチェモア 池添騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。序盤からスピードに乗せていく意欲的な併せ馬。ラストはこちらの手が先に動き、結局手応え劣勢でのアタマ差遅れ入線に終わったが、全体時計は自己ベスト更新の4F50秒9(一杯)だった。良化の余地はまだ残すものの、復調気配は感じるところだ。【6】

■ピクシーナイト 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。準オープン馬と序盤から速いラップを刻むハードな調整をこなした。ラストはまったくの馬なりを保つ相手に対し、懸命に追われるピクシーナイトがなんとか食らいつくといった格好。結局半馬身差に終わったが、これは相手が走り過ぎた感もある。中間の攻め気配は上々だし、悪くない状態で走れそう。【6】

■ビッグシーザー 幸騎手騎乗、栗東坂路単走。先週のCW併せ馬でしっかり追われたのが実質の最終追い。今週は息を整える程度の内容となった。序盤から前向きさにあふれた行きっぷりを見せ、ラストまで軽快さを保ち四肢を大きく使ってしっかり伸びた。ここまで入念に乗り込まれているし、能力全開に期待できそう。【7】

■ブトンドール 助手騎乗、栗東坂路単走。キーンランドC出走を念頭に札幌で乗り込まれており、今週は終い重点でバランス調整に徹した軽めの内容だった。序盤はリズム重視で進み、ラストは鞍上が走りのバランスを矯正しつつ滑らかに加速できていた。キーンランドC除外の影響は少なく、順調と言える。【6】

■ボンボヤージ 助手騎乗、栗東坂路単走。中2週を考慮し、本来はポリトラックで軽く流す予定。しかし、コース入りをゴネにゴネて結局坂路追いとなった。坂路での最終追いは2年半ぶりで時計はさすがに自己ベストを更新も、予定と異なる調整となったのはどうか。5カ月ぶりの前走を使った分の上積みはあるだろうが、万全とまでは言い切れない。【6】

■モリノドリーム 助手騎乗、美浦ポリ単走。先週ウッドで併せ馬を行ったのが実質の最終追い。輸送を控える今週はポリ単走でリラックスさせることを主眼に置いた内容を消化した。ラストは首をリズミカルに使い、まったくの楽走ながら機敏にギアを上げて鋭伸。体はすっきりと見せているし、中9週を感じさせない好気配。【7】

■レジェーロ 藤岡康騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬1勝クラスに取り付き、ラストは貫禄の違いを見せるようにスッと抜け出し2馬身の先着を果たした。中2週を考えれば上々の動きで、疲れはなく安定と見ていい。【6】

■ロンドンプラン 吉田隼騎手騎乗、栗東坂路単走。中2週を考慮し、終い重点の調整。序盤は力まず進んで脚を溜め、ラストはあと1枚ギアを上げて欲しかったところだが、まずまずの伸びで締めくくっていた。久々の前走から一定の上積みはありそう。【6】

<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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アグリ巻き返し必至

サマースプリントシリーズ最終戦・セントウルS(G2、芝1200メートル、9月10日、1着馬にスプリンターズS優先出走権)が開幕週の阪神で行われる。

アグリ(牡4、安田隆)が重賞2勝目を目指す。4連勝で今年の阪急杯を制覇。香港のG1チェアマンズスプリントプライズ(5着)以来の実戦だが、【3・0・2・0】と得意の阪神で巻き返し必至だ。

G1馬ピクシーナイト(牡5、音無)の変わり身にも注意したい。長期休養明け2走目だった京王杯SCは8着だったが、勝ち馬とはわずか0秒4差。21年にはセントウルS2着から本番のスプリンターズSを制覇しており、たたき3戦目で本領発揮なら好勝負になっていい。

面白いのは3歳勢。ビッグシーザー(牡、西園正)は4連勝でマーガレットSを快勝。休み明けの葵Sはモズメイメイに逃げ切られて3着だったが、古馬が相手でも能力は引けを取らない。

昨年の朝日杯FSを制したG1馬ドルチェモア(牡、須貝)は初の芝1200メートルで新味を発揮か。