札幌

11R

札幌2歳ステークス

芝1,800m

洋芝で直線は約266m(Aコース時)、坂はなく平坦。正面スタンド前、直線の半ば付近がスタート地点となっており、1コーナーまでの距離は約180m。コース全体が丸みを帯びており、コーナーは緩やか。他の距離と同様、逃げ・先行有利の傾向にある。


@680

◎04セットアップ1着

◯07ギャンブルルーム3着

▲03マーゴットソラーレ4着

△05トレミニョン5着



過去10年

1人気 (3-1-2-4)
2人気 (3-0-1-6)
3人気 (0-1-0-9)
4人気 (0-4-1-5)
5人気 (3-1-1-5)
6人気以下(1-3-5-73)


前走

1着(9-8-9-79)


6人気以下(0-0-1-26)


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騎手

横山武史(23-9-3-37) 31.9% 44.4% 48.6%
ルメール(16-19-7-21)25.4% 55.6% 66.7%
武豊  (6-8-5-30) 12.2% 28.6% 38.8%
横山典弘(4-1-1-16) 18.2% 22.7% 27.3%
浜中俊 (1-1-2-14)  5.6% 11.1% 22.2%
佐々木大(0-1-1-10)  0.0% 8.3% 16.7%
菅原明良(0-1-0-4)  0.0% 20.0% 20.0%
松山弘平(0-0-2-5)  0.0% 0.0% 28.6%
落合玄太(0-0-0-2)  0.0% 0.0% 0.0%
西村淳也(0-0-0-1)  0.0% 0.0% 0.0%

種牡馬
ドゥラメンテ   (7-3-4-15)24.1% 34.5% 48.3%
キズナ      (7-1-4-24)19.4% 22.2% 33.3%
ルーラーシップ  (4-6-4-25)10.3% 25.6% 35.9%
スワーヴリチャード(3-3-0-0) 50.0% 100.% 100.%
キタサンブラック (1-2-1-7) 9.1% 27.3% 36.4%
ノヴェリスト   (1-0-4-17) 4.5% 4.5% 22.7%
デクラレーションオ(1-0-1-3) 20.0% 20.0% 40.0%
スクリーンヒーロー(0-6-6-9) 0.0% 28.6% 57.1%
リアルインパクト (0-0-2-6) 0.0% 0.0% 25.0%
ダンカーク    (0-0-0-5) 0.0% 0.0% 0.0%

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札幌2歳S(GIII、札幌、芝1800m)

■ウールデュボヌール 荻野琢騎手騎乗、札幌芝併せ馬。同じレースに出走するガイアメンテとの併せ馬。内で先行し、外から来るガイアメンテを迎え撃った。ガイアメンテの勢いが勝ってはいたが、ウールデュボヌールも相手が来ればその分気持ちを乗せて加速できていた。余力は十分残っていたし、勝った前走時以上の状態かも。【7】

■ガイアメンテ 武豊騎手騎乗、札幌芝併せ馬。僚馬ウールデュボヌールを目標に外からマクり上げていく意欲的な内容。手応え優勢で取り付いていき、相手も抵抗するがシャープな走りを保って楽々併入としている。四肢を大きく使えており、精神面でも大人びており現時点での完成度は相当なレベルと言える。絶好の攻め気配。【8】

■カイコウ 助手騎乗、門別坂路単走。近2走が中3週、中2週と使い詰めで今回は中1週。時計も自然とセーブしたものになったし、上積みは強調しづらい。【5】

■ギャンブルルーム 荻野琢騎手騎乗、札幌ダート単走。序盤はややぎこちなさも目立ったし、直線に入っても一本調子な面はあったものの踏み込み自体は力強く、体調面は良好のようだ。持てる力をしっかり出せそう。【6】

■グランルーチェ 連闘のため速い時計はなし。デビュー戦の前走が、やや急仕上げながらの楽勝。使った分の上積みはあるのでは。【6】

■セットアップ 横山武騎手騎乗、札幌芝併せ馬。中1週を考慮し、終い重点で反応を確かめる程度の内容。序盤に行きたがる素振りを見せたが許容範囲。ラストは大きなアクションがなくとも馬自ら気持ちを乗せ、1馬身の先着を果たした。抜け出しても集中できていたのは好感が持てる。高いレベルで安定。【7】

■トレミニョン 助手騎乗、札幌芝併せ馬。2歳未勝利を追走し直線手前で楽に取り付く。併走では手応えで若干見劣ったものの、バランスのいい走りを保って併入とした。中8週とひと息入っているが、走れる状態。【6】

■パワーホール 横山典騎手騎乗、札幌芝併せ馬。牧場である程度仕上げられていたようで、今週は14-14程度の入りから終いの伸びを確認する程度の内容だった。直線半ばでもまだ前との差はあったが、鞍上の仕掛けへ機敏に反応しあっさり追いついての併入とした。落ち着きぶりは特筆レベルで、精神面はかなりいい状況にありそう。好気配。【7】

■マーゴットソラーレ 佐々木騎手騎乗、札幌芝併せ馬。他厩舎の先行2頭を目標としてこれを追走。直線では最内に入っての追い比べとなり、仕掛けに力強く脚を伸ばして1頭に先着、もう1頭と併入とした。首をリズミカルに使えており、この馬なりに走りのバランスに進境が感じられる。ほぼ万全。【7】

■ロジルーラー 稲垣師騎乗、札幌芝単走。先行する別組の併せ馬を視界に入れており、序盤はやや力んでしまう。ゆえにラストはやや止まり加減ながら、鞍上の懸命な仕掛けに応えて1F11秒9(強め)で踏みとどまった。ここで負荷を掛けて問題ないと指揮官が判断したあたり、体調面に問題なしと見ていいだろう。自分の走りはできる。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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素質馬ギャンブルルーム期待

来年のクラシックにもつながる札幌2歳S(G3、芝1800メートル)が9月2日に行われる。

ここで、新馬戦を圧勝したギャンブルルーム(牡2、大久保)が連勝を目指す。初戦は最後方から直線で豪脚を発揮し、後続を5馬身突き離す強い勝ちっぷり。能力が高く、ここでも楽しみは大きい。

須貝厩舎のガイアメンテ(牡2)も期待の1頭だ。札幌でのデビュー戦は好位からメンバー最速の上がりを披露し、2馬身差で快勝。タイムも上々だった。同馬も素質が高く、使った上積みも見込めるだろう。

新馬戦でいい勝負根性を見せたウールデュボヌール(牡2、須貝)など、素質馬がそろう。