新潟
11R
レパードステークス
ダート1,800m
新潟のダートコースの高低差は0.6mと、JRA全10場の中で最も少ない。直線は354m。スタート地点はスタンド前直線の4コーナー寄りで、ダートコースを1周強回る。1コーナーまでの距離は約389m。コーナーの角度はきつく、3~4コーナーはスパイラルカーブ。逃げ・先行有利で、外々を回らされる馬や後方待機組は不利。
過去10年
1人気 (4-3-1-2)
2人気 (1-1-2-6)
3人気 (0-1-0-9)
4人気 (0-1-0-9)
5人気 (1-0-1-8)
6人気以下(4-4-6-84)
前走
条件戦6着以下(0-0-0-12)
条件戦6人気以下(0-0-0-14)
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騎手
戸崎圭太(14-10-10-54)15.9% 27.3% 38.6%
菱田裕二(9-5-6-62) 11.0% 17.1% 24.4%
田辺裕信(8-6-8-36) 13.8% 24.1% 37.9%
岩田望来(8-3-10-46) 11.9% 16.4% 31.3%
坂井瑠星(6-5-5-16) 18.8% 34.4% 50.0%
石橋脩 (5-5-9-58) 6.5% 13.0% 24.7%
川田将雅(5-2-0-12) 26.3% 36.8% 36.8%
松山弘平(4-2-3-17) 15.4% 23.1% 34.6%
角田大和(4-1-7-37) 8.2% 10.2% 24.5%
北村友一(3-2-1-15) 14.3% 23.8% 29.5%
和田竜二(2-2-3-22) 5.1% 10.3% 17.9%
秋山真一(1-2-2-12) 5.9% 17.6% 29.4%
杉原誠人(1-1-2-57) 1.6% 3.3% 6.6%
吉田豊 (0-2-2-30) 0.0% 5.9% 11.8%
幸英明 (0-0-0-0)
種牡馬
ヘニーヒューズ (11-17-6-93) 8.7% 22.0% 26.8%
ホッコータルマエ (5-11-3-41) 8.3% 26.7% 31.7%
ヴィクトワールピサ(5-10-4-67) 5.8% 17.4% 22.1%
シニスターミニスター(5-6-11-86) 4.6% 10.2% 20.4%
ドレフォン (5-1-1-20) 18.2% 22.2% 25.9%
アジアエクスプレス(2-3-3-31) 5.1% 12.8% 20.5%
エピファネイア (2-1-2-36) 4.9% 7.3% 12.2%
リアルスティール (2-0-0-6) 25.0% 25.0% 25.0%
ダンカーク (1-6-4-52) 1.6% 11.1% 17.5%
ロゴタイプ (1-0-1-4) 16.7% 16.7% 33.3%
Arrogate (1-0-0-4) 20.0% 20.0% 20.0%
ラニ (0-2-2-11) 0.0% 13.3% 26.7%
ゴールドアクター (0-0-0-1) 0.0% 0.0% 0.0%
レッドファルクス (0-0-0-0)
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レパードS(GIII、新潟、ダ1800m)
■アクションプラン 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳未勝利を外先導する折り合い重視の内容。直線では仕掛けられた相手が伸びてきたのに対し若干反応が遅れたものの、馬なりのままジワッとギアを上げ併入としている。稽古駆けしない馬としては悪くない動きだった。持てる力は出せそう。【6】※抽選除外
■エクロジャイト 助手騎乗、栗東CW単走。先週3頭併せで強い負荷を掛けられたのが実質の最終追い。輸送を控える今週は単走・馬なりで息を整える程度となった。セーブされた序盤で力みを見せずリラックスして進み、直線では首をリズミカルに使って滑らかに加速できていた。2カ月半ぶりを感じさせない好気配。【7】
■オメガギネス 杉原騎手騎乗、美浦ポリ併せ馬。古馬1勝クラスを追走し、直線入口で楽にキャッチアップ。馬なりのまま相手が来れば来るだけギアを上げて対応し、併入としている。四肢を柔軟に使えており、心身ともにいい状態のよう。5カ月半ぶりを全く感じさせない。【7】
■クレメダンジュ 助手騎乗、栗東CW併せ馬。先週CW併せ馬で強い負荷を掛けられたのが実質の最終追い。輸送を控える今週は新馬相手に流す程度の内容に留まっている。外ラチをゆったりしたペースで進み、楽に内からの相手を迎え入れた。あと少し気合いが乗って欲しい感はあるものの、一定の素軽さは保てている。デキ落ちはなく順調。【6】
■クールミラボー 今村騎手騎乗、栗東CW併せ馬。同じレースに登録しているベンダバリラビアを追走し、直線ではインへ。相手が稽古駆けするタイプとあって手応えこそやや劣勢だったものの、ラストの追い比べでは気持ちを乗せてひと伸びし、クビほどの先着を果たした。中8週とひと息入っているが、いい状態で走れそう。【7】
■ゴールドバランサー 助手騎乗、美浦ウッド単走。1週前に併せ馬でしっかり負荷を掛けられており、今週は終い重点の単走で脚捌きを確認された。全体的に粗削りで掛かり気味ではあったが、最後まで余力十分のまま力強く伸びた。休み明けの前走で接戦を制した反動はそこまでではなさそうで、順調と言える。【6】※抽選除外
■ソッコータルマカ 助手騎乗、栗東CW単走。輸送を考慮し、時計となったのは残り4Fあたりから。直線に入っても頭が高いままで、仕掛けに対してスッと加速できない感があった。3カ月ぶりだった前走からの変わり身は強調しづらい。【5】
■ツウカイリアル 助手騎乗、栗東CW併せ馬。先行させた古馬1勝クラスに取り付き、直線で併走。ギアの枚数に上限があるような感じで、そこまでの鋭さはなかったものの、馬なりを保って併入としている。中間は入念に乗り込まれており、体調は良さそう。自分の競馬はできそうだ。【6】
■パクスオトマニカ 田辺騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。格下馬を追走し、相手に合わせる格好で併入した。バタつく相手に対して終始バランスのいいスムーズな走りだったのが好印象。時計は平凡だが、オーバーワークを避けたもので問題はない。ダートでどうかも、状態は万全。【7】
■ハッスルダンク 杉原騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳未勝利を追走。直線半ばでいったん抜け出すが、相手に盛り返されアオられる格好で併入に終わっている。見栄えは悪いが、そもそも稽古駆けしない馬。この中間しっかり乗り込めていることは評価できる。久しぶりだった前走から一定の前進はありそう。【6】
■フェルヴェンテ 団野騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。中2週での新潟遠征を考慮し、脚慣らし程度の内容だった。相手に取り付いて併走に持ち込むが、気持ちがそこまで入らず結局ラストで突き放されての1馬身遅れ入線に終わっている。オーバーワークを避けたにしても物足りない内容で、状態面は良くて平行線か。【5】※抽選除外
■ベンダバリラビア 助手騎乗、栗東CW併せ馬。同じレースに出走予定のクールミラボーのリードホース役を務める。外先導から直線では体を並べての追い比べとなり、手応えでは優勢。最後はクビほど抜け出されたが、余力を残してのものだし、相手には体重の軽い今村騎手が騎乗していたことを考えれば上々の動き。中間の乗り込みは順調で、好気配と言える。【7】
■ボールドゾーン 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先週重賞勝ち馬とのスパーリングを消化しており、輸送を控えた今週は控えめの内容。3歳未勝利2頭の間に割って入る3頭併せを行い、それぞれと併入した。タイトに挟まれたが自分のリズムを保ち、楽に走れたあたりいかにも精神面で充実していそうな雰囲気。高いレベルで安定だ。【7】※回避
■マオノアラシ 助手騎乗、美浦ポリ併せ馬。先行させた3歳未勝利に取り付き、直線ではやや手応えで見劣ったものの、仕掛けにしっかり反応し併入としている。極端なデキ落ちはなく、順調。【6】
■マテンロウガイ 助手騎乗、栗東坂路単走。序盤は集中できていないような素振りを見せたものの、見せムチで気合いを入れられたラストでは上々の反応からしっかり踏み込み、加速できていた。大型馬の中10週とあってまだ良化の余地は感じるところだが、ひとまず走れる態勢と言える。【6】
■ミスティックロア 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前にCWで猛時計を出したのが実質の最終追い。今週は単走・馬なりで脚捌きを確認する程度の内容に留まる。序盤はいい折り合いで進み、ラストは単走とすれば上々の気合い乗りを感じさせて切れた。高値で安定。【7】
■ライオットガール 助手騎乗、栗東坂路単走。落ち着いたなかにも高いモチベーションを感じさせ登坂。ラストは単走とは思えないほどの気迫から長くいい脚を使って伸びた。ブレのないバランスのいい走りも好印象。まとまった休みなく使われているが、疲れはまったく感じさせず目下絶好調では。【8】
■リバートゥルー 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。中間は意欲的に乗り込まれており、今週はオーバーワークを避けて軽めの内容消化に留まる。全体、終いともに時計は平凡ながら併走相手には手応えで圧倒できていたし、脚捌きも軽快だった。自分の力はしっかり出せそう。【6】
■ルクスフロンティア 助手騎乗、栗東坂路単走。夏場の新潟輸送を考慮し、終い重点の内容。緩いペースでも序盤に力むような面は見せず、ラストは重心を沈めて溜めた脚をしっかり弾けさせていた。心身ともに充実してるようで、好調キープ。【7】
<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)
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エクロジャイトの逃走劇
3歳馬によるダート重賞・レパードS(G3、ダート1800メートル、8月6日=新潟)は、エクロジャイト(牡、安田隆)の逃げに注目だ。3走前に1勝クラスを逃げ切ると、2走前のヒヤシンスSもハナを切って3着。前走・鳳雛Sは逃げて、上がり最速の完勝を収めた。同型馬の出方は鍵になるが、左回りで2勝を挙げており、舞台設定はまったく問題ない。
牝馬クレメダンジュ(鈴木孝)は前走・関東オークスで2着に好走。長くいい脚を使えるラニ産駒で、新潟の長い直線は向く。
前走はダービーで13着だったパクスオトマニカ(牡、久保田)はダート初挑戦。芝ではリステッドのプリンシパルSを勝っており、能力的には上位だ。
収得賞金900万円組では、強烈な決め手を持つアロゲート産駒ミスティックロア(牡、矢作)、5カ月ぶりながら2戦2勝のオメガギネス(牡、大和田)、古馬相手に健闘したクールミラボー(牡、寺島)などが有力候補だ。