新潟
11R
アイビスサマーダッシュ
芝直1,000m
日本唯一の直線コース。ホームストレッチの一番左側からスタートし、そこから270mは高低差約1mの緩やかな上り坂と、続く200mで緩やかな下り坂。その後もう一度穏やかな起伏があり、残り約300mの地点から平坦というレイアウト。コーナーを回らないため、馬場の良い外枠が有利。
過去10年
1人気 (7-2-0-1)
2人気 (1-4-0-5)
3人気 (0-2-2-6)
4人気 (0-0-2-8)
5人気 (0-1-0-9)
6人気以下(2-1-5-101)
5〜8枠(8-7-8-65)
1枠(0-0-1-16)
3勝クラス以下(0-1-5-27)
前走
重賞0.6秒以上負け(0-0-1-21)
OP10着以下(0-0-1-19)
OP10人気以下(0-0-1-22)
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騎手
津村明秀(7-9-6-39)11.5% 26.2% 36.1%
藤田菜七(7-4-4-76) 7.7% 12.1% 16.5%
田辺裕信(3-0-0-4) 42.9% 42.9% 42.9%
武藤雅 (2-5-0-25) 6.3% 21.9% 21.9%
西村淳也(2-4-2-29) 5.4% 16.2% 21.6%
丸田恭介(2-4-2-40) 4.2% 12.5% 16.7%
小林脩斗(2-3-2-24) 6.5% 16.1% 22.6%
戸崎圭太(1-1-4-17) 4.3% 8.7% 26.1%
幸英明 (1-0-0-1) 50.0% 50.0% 50.0%
ホー (1-0-0-2) 33.3% 33.3% 33.3%
大野拓弥(1-0-0-9) 10.0% 10.0% 10.0%
坂井瑠星(0-2-0-4) 0.0% 33.3% 33.3%
岩田望来(0-1-1-14) 0.0% 6.3% 12.5%
柴田善臣(0-1-1-16) 0.0% 5.6% 11.1%
今村聖奈(0-0-1-6) 0.0% 0.0% 14.3%
松岡正海(0-0-1-6) 0.0% 0.0% 14.3%
田中健 (0-0-0-2) 0.0% 0.0% 0.0%
団野大成(0-0-0-11) 0.0% 0.0% 0.0%
種牡馬
ロードカナロア (13-9-10-76) 12.0% 20.4% 29.6%
バトルプラン (4-3-0-8) 26.7% 46.7% 46.7%
アドマイヤムーン (3-6-5-32) 6.5% 19.6% 30.4%
ディスクリートキャット(2-5-1-16) 8.3% 29.2% 33.3%
マツリダゴッホ (2-2-3-57) 3.1% 6.3% 10.9%
ザファクター (2-1-2-6) 18.2% 27.3% 45.5%
トーセンラー (2-0-1-10) 15.4% 15.4% 23.1%
アジアエクスプレス(2-0-0-3) 40.0% 40.0% 40.0%
パイロ (1-1-0-18) 5.0% 10.0% 10.0%
マクフィ (1-0-3-9) 7.7% 7.7% 30.8%
キズナ (0-2-4-28) 0.0% 5.9% 17.6%
リオンディーズ (0-1-2-3) 0.0% 16.7% 50.0%
ヴァンセンヌ (0-1-1-3) 0.0% 20.0% 40.0%
サウスヴィグラス (0-1-1-11) 0.0% 7.7% 15.4%
More Than Ready (0-0-0-1) 0.0% 0.0% 0.0%
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アイビスサマーダッシュ(GIII、新潟、芝1000m)
■ヴァガボンド 助手騎乗、栗東坂路単走。先週、岩田望騎手騎乗である程度速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は輸送を考慮し単走・馬なりの軽め調整に留まる。ブレの少ないフォームで、まずまず集中して登坂。あと少し切れて欲しい感はあったが、軽快に駆け抜けた。中11週を考えれば悪くない状態。【6】
■オールアットワンス 助手騎乗、美浦ウッド単走。先々週、先週と速い時計を出しており負荷は十分。今週は気分よく走らせることに主眼を置いたような内容となった。緩いペースの序盤でも力むことなく進み、直線では引っ張り切りの手応えで加速できていた。全体的に1年ぶりを感じさせないキビキビとした動きを見せており、さっそく能力全開に期待できそう。【7】
■サトノファビュラス 助手騎乗、美浦ポリ単走。中1週となるため、疲れを残さないようポリで流す程度の内容。やや頭が高かったものの、ラストはまずまず滑らかにギアチェンジできていた。3カ月ぶりの前走を使われ、着実に前進。【6】
■ジャングロ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。オープン馬エヒトに早々と取り付いていき併走。ラストで若干手応えは見劣ったものの、ジャングロ自身いい脚を使って併入としている。ここまでの乗り込み量は十二分。15カ月ぶりで実戦に出てのレース勘がどうかだが、攻め気配は上々。【7】
■シンシティ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週ある程度速い時計を出しており、輸送を控える今週は終い重点の内容。序盤でリズミカルに登坂するも、ラストでいささかズブさを見せ、溜めたほどの脚は使えなかった。まだ精神面のブレは感じるところだが、乗り込み量は足りており自分の競馬はできそう。【6】
■スティクス 助手騎乗、栗東CW単走。中間に速い時計を連発し、負荷は十分。今週は息を整える程度の内容に留まる。序盤はゆったり入り、ラストは四肢を大きく使って軽快に伸びていた。中間の動きも申し分なく、万全の仕上がり。【7】
■スワーヴシャルル 助手騎乗、栗東坂路単走。先週自己ベストタイとなる坂路4F50秒1(一杯)をマークしており、今週は流す程度。ラストはあと少し素軽さが欲しかったところだが、一定の力強さはあった。この馬なりに順調と言える。【6】
■チェアリングソング 藤田菜騎手騎乗、美浦ウッド単走。中1週なので久々に騎乗する鞍上が反応を確認する程度の内容。全体的に集中力に欠けるような雰囲気があり、直線でも重心が高いままでギアが上がり切らなかった。変わり身は望み薄か。【5】
■トキメキ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。序盤はやや掛かり気味も鞍上が制御。直線では先行していた僚馬になかなか取り付いていけなかったが、最後にグイッとひと伸びし併入とした。気難しさのあるこの馬としては、落ち着いて走れていたほうだろう。自分の競馬はできる。【6】
■バンデルオーラ 連闘のため中間の速い時計はなし。過去、連闘経験はないが中1週での出走はあり、差のない競馬はできていた。また中山から中2週で小倉というローテでの勝利経験もあり、間隔が短くても問題ないタイプだろう。前走は馬体面を気遣ってか攻めが緩かった感があり、使われた分の前進は見込めそう。【6】
■ファイアダンサー 助手騎乗、美浦ウッド単走。頭は高いがいつものことで許容範囲。直線では単走とは思えない気合い乗りを感じさせ、体を大きく使って力強く踏み込めていた。体調はすこぶる良好なようで、好気配と言える。【7】
■プルパレイ 酒井騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。準オープン馬を目標とし、終い重点の併せ馬。早めに取り付いて併走に持ち込むと、手前を替えないままの一本調子な走りではあったが、この馬なりに加速し併入としている。ここまでの乗り込みは意欲的で、体調は問題なさそう。まだ良化の余地を残すものの、ひとまず走れる態勢。【6】
■マウンテンムスメ 連闘のため中間の速い時計はなし。過去、連闘での好走経験もあるが滞在競馬でのもの。今回は休み明け4戦目、札幌で走ってからの連闘とあって、状態面はギリギリか。【5】
■メディーヴァル 今村騎手騎乗、栗東CW併せ馬。中1週を考慮し、直線での反応を見る程度。外先導で後方からの馬を迎撃し、手応え圧倒のまま先行先着としている。時計は平凡ながらまったく無理をさせておらず、懸命に追われた相手が来れば来るだけ伸びていたのはいい。一連の好調をキープ。【7】
■ヤマトコウセイ 小林脩騎手騎乗、美浦ウッド単走。序盤は力みがあり、ラストもそこまで切れなかったが、もとより稽古ではまったく走らないタイプ。本数はしっかり重ねており、酷暑のなかでも体調面に不安はなさそうだ。この馬なりに順調だろう。【6】
■ライオンボス ゲート練習。先週のウッド併せ馬で負荷は掛かっており、レース当週はゲート練習を消化。先週のウッド併せ馬では体を太く見せ、動きもややもっさりしていた。この馬なりに本番までに体を作ってきそうだが、万全とまでは言い難い。【6】
■レジェーロ 助手騎乗、栗東坂路単走。序盤は折り合いに専念。他馬で混雑した時間帯ながら自分の走りに集中し、ブレの少ないシャープな走りで登坂する。ラストはまったくの馬なりのまま、気持ちを乗せ鋭く切れていた。先週のCW併せ馬でも豪快に伸びていたし、目下絶好調。【8】
■ロサロッサーナ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬1勝クラスを追走。直線に入ると他組の併せ馬も一緒となり変則4頭併せのような形となったが、手応え優勢で本来の目標馬と併入した。大型馬なだけにあとひと絞り欲しいところ。それでも、仕上がりとしては悪くない。【6】
■ロードベイリーフ 助手騎乗、栗東坂路単走。中1週を考慮し、脚捌きを確認する程度の内容。時計は平凡ながら軽快さを保ち、長くいい脚を使えていた。中9週だった前走から、一定の上積みはありそう。【6】
<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)
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ジャングロ復帰V目指す
新潟の名物重賞・アイビスSD(G3、芝直線1000メートル、30日)でジャングロ(牡4、森秀)が復帰戦を迎える。昨年3連勝でニュージーランドTを勝利し、NHKマイルCは7着だった。今回は長期休養明けとなるが調教は動いており、いきなり好レースになっていい。
ファイアダンサー(牝5、鈴木慎)は前走韋駄天Sで格上挑戦ながら2着。道中は前が壁でしばらく進路が無かったが、不利な内枠でも力を見せた。ここもうまく末脚を生かせば一発ある。
ライオンボス(牡8、和田正)はこのレースと相性抜群。19年の覇者で、20、21年と2着だった。近走は案外の成績が続いているが、得意の舞台で一変がないか。
そのほか、韋駄天Sでいったん先頭に立っての3着だったトキメキ(牝6、斎藤誠)など快速馬がそろう。