覚醒 上・下2冊セット/光文社
¥3,150
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この本は上下2冊で読むのにとても時間がかかった


でも最後まで読んでよかった



主人公の中原はコメンテーターでテレビに出演していたり


本を書いていたりと人生は絶好調だ


そして次の衆院選にも出馬予定だ


そんな折、書いた本が賞をもらうことになり


これで衆院選も有利に進むとほくそ笑む



しかし


その賞の受賞祝いで事件が起こる


酔って車を運転して事故を起こしてしまったのだ



そしてすべてが崩れさる


幸い執行猶予の判決が出たものの


もう元の仕事には戻れない




随所に著者の考えがちりばめられていて


共感できる


冒頭から読者はある疑念を持つ


このまま終わっちゃうのかって思う


しかし


その読者の思いは最後のページで晴らされる



やっぱり!!



しかしこの主人公にはその無実は必要なくなっていた


あのころの人生より今の人生の方が


自分の本当の人生だ




「自分の人生に多大な期待をしない」


「ひととして生まれてきたこと自体


とんでもないことなんだ」って著者はいっている




長編ですがおすすめです


読み終えてずっと思ってきたもやもやが


晴れます



尚 著者は管直人さんの元秘書で


その後国会議員になってその職を追われたかたです


人生のどん底を経験されており


その意味でもこの本には奥深いものがありました